ルパン三世の少年時代を描く、アニメ「LUPIN ZERO」の第6話が1月13日よりDMM TVにて配信された。最終話となる今回は、ルパンがワルサーP38を手にした経緯から胸アツのラストシーンが展開。余韻を残した終幕に、早くも続編希望の声が高まっている。(以下、作品のネタバレを含みます)
令和に送り出した昭和感の「LUPIN ZERO」
まだ何者でもない13歳のルパンが、いかにしてルパン三世を名乗るようになったのか。「LUPIN ZERO」はそのルーツを描き出す作品として始まった。
親に敷かれたレールに乗るルパンの葛藤、次元大介というワクワクする同級生との出会い。思春期のルパンが恋した洋子という歌姫の存在。ルパン三世にあった知られざる過去が明かされつつ、これまで過去作で断片的に語られていた祖父ルパン一世・父ルパン二世との関係性、ルパン三世の座を争ったアルベールの幼少期、ルパン二世が目論むルパン帝国など、原作、アニメシリーズに詳しい方であれば思わず膝を叩く要素が随所に組み込まれてきた。
これらはファンを楽しませるために考えられたものに違いないが、同時に映像スタッフの深いルパン愛の表れでもあるだろう。オープニング、エンディングはもとより、テレビシリーズPART1からアレンジした音楽の挿入とカット演出、ルパンと言えばの昭和感あふれるスラップスティックコメディーは、新しいルパンを見せつつ、大好きだった「ルパン三世」の懐かしさも感じさせてくれるものだった。
ルパンファンも認めた畠中祐&武内駿輔の好演
今回、映像スタッフの作品リスペクトとともに視聴者を納得させたのが、ルパン役の畠中祐、次元役の武内駿輔によるキャラクター再現だ。ルパンと言えば初代声優の山田康雄と2代目に就いた栗田貫一、PART1から50年次元を演じ続けた小林清志の印象が強く刻まれているところだ。
畠中、武内は演じるにあたり、山田や小林の人となり、人生を知ることから始め、キャラクター表現についてはルパンと次元を分析した教科書や、“ルパン&次元語録”を自作するほど研究したことをWEBザテレビジョンのインタビューで話している。偉大な先達の影を追いながら、こうして生まれた畠中&武内だからこその芝居は確かにルパン、次元であり、しかし同時に青っぽさもある少年時代を感じさせてくれる。さすが人気の実力派声優である。SNSでも「2人がいてくれたからのルパンゼロ」「物真似ではない本物のルパンと次元」といった絶賛のコメントが寄せられている。
「LUPIN ZERO」配信ページ
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