声優の諸星すみれ、大橋彩香、沼倉愛美が1月21日、都内で開催された映画「アイカツ! 10th STORY 〜未来へのSTARWAY〜」(1月20日より全国公開中)の舞台あいさつに、木村隆一監督と共に出席。10年間の思い出を振り返った。
同作品は、2012年10月8日より放送開始されたアニメ「アイカツ!シリーズ」(テレビ東京系)が、10周年を迎えたことを記念して制作された。諸星は星宮いちご、大橋は紫吹蘭、沼倉は藤堂ユリカを演じている。
こんなに幸せで光栄なことはない
登場した諸星が、映画を見たお客さんに「楽しんでいただけましたでしょうか?」と投げかけると、会場からは大きな拍手が起こった。これに「ありがとうございます!」と感謝し、「10年経ちましたね。本当にすてきな映画を作っていただき、いちごちゃんを演じられ、皆さんにこうして見に来ていただけて、こんなに幸せで光栄なことはないと実感しております」としみじみ。
10年前から変わったこと、反対に変わらなかったことを聞かれると「当時は中学1年生で、何ならオーディションのときは小学生だったんですけど、それが23歳になり、いちごちゃんも成長してお互いに余裕が出来たと思います」と言い、続けて「今回の映画でも、当初のいちごちゃんより大人になった分どっしりと構えているところがあると思います。だけど、前向きで明るいっていう根本の部分は変わっていないです」と話した。
大橋は、変わったことについて「蘭ちゃんは『ああ』っていうセリフが多いんですけど、最初は変な抑揚が付いちゃったり、全部同じになっちゃたりと、気持ちがのせられなくて苦労しました。それから比べると『ああ』も成長しました!」と力強く語った。木村監督も「すごく成長したよ!」と太鼓判を押した。
「アイカツ!」を一言で表すと
また「『アイカツ!』を一言で表すなら」と振られた諸星は「私の青春そのもの」とコメントし、「劇場版を見ていると『『アイカツ!』に出会えてよかったな。しっかり星宮いちごちゃんを演じて、ここまで歩んでこれたな』と実感が出来ますし、これまでやってきたことの証の一つだなって思います」と述べた。
大橋は「人生のバイブル。教科書です」と発言し、「『アイカツ!』からいろいろなことを教わってきたので、いつか子どもが生まれたら絶対に『アイカツ!』を見せて育てたいなと思います! それくらい、人生において大事な作品だと感じております」と宣言した。
最後に、沼倉は「学校」と表し、「キャストも授業を受けながら、アフレコをしている感じがありました。『お芝居の一つひとつを教えて、丁寧にキャストのことを育てよう』って気持ちをスタッフの皆さんが持っている現場だったので、役者としても成長できたっていうのが自分にとって大きなことです」と口にしていた。
◆取材・文=大野代樹