民放公式テレビ配信サービス・TVer初の完全オリジナル番組「最強の時間割〜若者に本気で伝えたい授業〜」が無料配信中だ。1月20日(金)に配信開始となったLesson7では、ビキニフィットネスアスリートの安井友梨が、正しいトレーニングの方法をラランドや櫻坂46の田村保乃と武元唯衣に伝授した。
トレーニング開始から10ヶ月で日本チャンピオンに
「最強の時間割 ~若者に本気で伝えたい授業~」は、さまざまなジャンルのトップランナーが特別授業を実施し、ラランドのサーヤとニシダ、櫻坂46のメンバー、そして学生ゲストが参加。トップランナーたちの授業がアーカイブされることで、TVerに「最強の時間割」が完成するというコンセプトの番組だ。
昨年大ヒットしたドラマ「silent」のプロデューサー・村瀬健や、ショートショートの第一人者として知られている作家・田丸雅智など、各業界で活躍するゲスト講師たちが授業を通し、「かっこいい大人」になるためのヒントを若者に与えてきた本番組。これまでは座学が中心だったが、1月20日(金)より配信されたLesson7には、ビキニフィットネスアスリートの安井友梨が登場。実際に身体を動かしながら、肉体と精神の両方を鍛えるための授業が行われた。
そもそも、ビキニフィットネスとは何か。あまり聞きなれない言葉だが、鍛え上げた肉体美を競い合うボディビル競技の一つ。しかし、筋肉が大きければ大きいほど採点が高くなる通常のボディビル大会とは違い、つま先から頭のてっぺんまで全てが審査対象となる。例えば、髪や肌の艶、ヘアメイクなど、筋肉以外の要素も重要だそう。そのため、「大会に近づけば近づくほど、美しくなれる競技」と安井は語る。
安井がビキニフィットネスに出会ったのは、30歳のとき。太りやすい家系に生まれた安井は体重が70キロ台に突入したことに危機感を抱き、トレーニングを開始した。そして、わずか10ヶ月にしてビキニフィットネスの大会で日本チャンピオンとなり、現在7連覇中。普段は外資系の銀行で資産運用のアドバイザーを務めながら、日々トレーニングに励んでいる。
食べる物にも気をつけているため、外食することはほとんどない。どれだけ徹底しているかといえば、14年間今の会社で働いていて、誰ともランチに出かけたことがないほどだ。では、実際に何を食べているのか。安井は「1日6回、3時間おきにちょこちょこ食べるのがポイント」と言う。小分けにして食べることで、継続的に栄養が摂取できるのだそう。
日本チャンピオンが教える正しい腹筋とスクワット
次に、実践編として安井が筋トレの方法を伝授。普段から自分流でトレーニングをしているが、なかなか効果が出ないという人も多いのではないだろうか。安井曰く、その場合は少し基本を見直すだけで変化が現れるという。
まず、ビキニフィットネスの大会でも重要視される、細いウエストを作るための腹筋運動を教わる。より効果が出る方法を教えてもらうために、サーヤたちは最初に普段やっている腹筋を安井に見てもらうことに。最もベーシックなのが、サーヤやニシダが披露した寝転んだ状態から上体を起こす方法だ。間違ってはいないのだが、安井は「(身体を)倒すときに気が抜けている」と指摘する。特に重要なのが倒し始めの1秒で、ゆっくり丁寧に上体を倒せば、より腹筋に負荷がかかるという。
安井流の腹筋運動では、最初に床に寝転び、足を90度に曲げる。両手は横に伸ばした状態で固定。そこから左右に足をゆっくり倒していく。膝が床につくか、つかないかくらいのギリギリまで倒すのがポイント。注意点は足を左右に倒す時に、肩が上がらないようにすること。しっかりと固定することで二の腕も同時に鍛えられる。正しい方法でこれを1日10回セットで行うと、助骨が閉じてウエストがどんどん引き締まっていくそうだ。
さらに、一見簡単そうに思えるが、実は難しいスクワットについても、お尻のウォーミングアップから丁寧に解説。通常のスクワットの後、最後にはしゃがんだ状態から立ち上がりと同時にジャンプをするスクワットで仕上げ、一気に息が上がる激しい動きに追い込まれる生徒たち。顔を歪めながらも何とか10回やりきり、通常の何倍もの効果を実感した。ぜひ、配信で細かいポイントを確認しながら宅トレを実践してみてほしい。
東洋経済新報社
発売日: 2020/08/07