舞台「オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない」が1月25日に東京・大手町三井ホールで初日を迎え、上演前に公開ゲネプロを実施。さらに囲み取材が行われ、AKB48・小栗有以、日向坂46・濱岸ひより、≠ME・鈴木瞳美が登壇した。なお、元E-girlsの山口乃々華は急性声帯炎で声を発することが困難な状態なため、声のみ代役を立てて出演することが発表された。
役と共通するのは「唐揚げが好きなところくらい(笑)」
当初は2022年7月に上演予定だったが新型コロナウイルスの影響で全公演が中止、延期公演として初日を迎えたことに、濱岸は「中止になってしまった時は本当に悔しい気持ちでいっぱいだったんですけど、こうやって(会場の)キャパが大きくなったり、大阪の公演も決定したり、共演者の皆さんと一緒にいられる時間も増えたので、良かったなって思う部分もたくさんあるので、本当に今日こうやって無事に皆さんと初日を迎えることができて、本当に幸せな気持ちでいっぱい」と開演を喜ぶ。
さらに、自身が演じる和田垣さくらについて「自分が欲しいと思ったものは必ず手に入れるぞという子で、唐揚げが大好きな女の子」と紹介し、「私はそんな和田垣さんに似てるなって思う部分がなくて、唐揚げが好きなところくらいですかね(笑)」と、自身と似ている部分はないと明かした。
「苦労したシーン」という話題では、「最後に首を絞めるシーンがあるんですけど、どうしてもそこが難しくて…。参考にするものが少なすぎるのと、本物のひもを使うので、本当に苦しくなってしまったらどうしようっていう恐怖もあったので、そこが一番苦労しました」とのこと。
一方、小栗は「(山口演じる)三矢さんとけんかするシーンなんですけど、お互いけんかに慣れてないので弱々しい感じになっちゃうっていうことで、マネージャー役の吉田(宗洋)さんやキャストの皆さんに教えていただいて、うまくけんかをお見せしているので、もっともっとちゃんと鋭いけんかをできるように頑張りたいなと思います」と意気込んだ。
弁当の時、ポテトの香りがしたら柏木由紀
また、3人が別々のアイドルグループに所属していることから、それぞれ多人数グループらしいエピソードを披露。
≠MEの鈴木は「ケータリングとか差し入れを頂いた時、けんかになるので毎回あみだくじで選んでいます。あみだくじをしないと『誰か取った!』って(大騒ぎに)なるので、絶対にくじで決めてます」と明かす。
濱岸は「日向坂46のメンバーはみんなすごく騒ぐのが大好きな人ばかりなので、それがちょっと大変な時もあります(笑)。私も一緒に騒ぐんですけど。楽屋がすごい騒がしいと、たまに『寝られない!』っていう時もあるので。会話はできるんですけど、基本的に楽屋がざわざわとしているので、寝るのが難しいかもしれないです」と、日向坂46の楽屋の様子を語った。
また、小栗は「AKB48ではお弁当がある時、マクドナルドさんのポテトの香りがするなぁって思ったら、だいたいゆきりん(柏木由紀)さんが食べています。ゆきりんさんが『私はお弁当を食べない』ってなったら、割とマクドさんを食べていて、みんなでちょっと頂くみたいな。仲良しなんです。みんな集まってきます(笑)」と、柏木について暴露していた。
ミステリーキッス結成までの前日譚
「オッドタクシー」の劇中に登場するアイドルグループ・ミステリーキッス結成までの前日譚が描かれる本作。小栗は誰もが認める圧倒的なかわいさと底知れぬ野心を持つセンター・二階堂ルイを、濱岸は物語のキーパーソンで、自分の欲求に正直で無邪気な性格の和田垣さくらを、鈴木は自分に自信がなく控えめな市村しほを、山口が天性の才能を持つ三矢ユキをそれぞれ演じる。
1月31日(火)まで大手町三井ホールで、2月4日(土)、5日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演。さらに、Blu-rayとDVDが6月14日(水)に発売されることが決定し、予約受付が開始している。