ドラマ10「大奥」(毎週火曜夜10:00-10:45、NHK総合)の第3回が、1月24日に放送され、“男女逆転大奥”誕生の謎が明かされる「3代 徳川家光 × 万里小路有功編」が展開。有功(福士蒼汰)の部屋子である玉栄を奥智哉が好演し、心動かされた。(以下、ネタバレを含みます)
「大奥」とは
よしながふみの同名コミックを森下佳子の脚本でドラマ化した作品。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸のパラレルワールドを舞台に、ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を描く。
江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代、「赤面(あかづら)疱瘡(ほうそう)」と呼ばれる奇妙な病が日本中に広がっていった。この病は“若い男子にのみ”感染し、感染すれば“数日で死に至る”恐ろしい病であった。対処法も治療法も発見されず、結果として男子の人口は女子の1/4にまで激減し、日本の社会構造は激変した。男子は希少として育てられ、女子はかつての男子の代わりとして労働力の担い手となり、あらゆる家業が女から女へと受け継がれるようになる。江戸城でも3代将軍・家光以降、将軍職は女子へと引き継がれ、大奥は将軍の威光の証であるがごとく希少な男子を囲い、俗に美男3千人などと称される男の世界が築かれていくのであった。
悲劇的な事件を起こす玉栄役に奥智哉
有功と家光(堀田真由)は猫・若紫を通して距離が縮まっていくが、若紫を巻き込んだ悲劇的な事件が起こってしまう。その事件には有功の部屋子・玉栄が関わっていた。
事件を起こす事情がある玉栄を、注目の若手俳優・奥が演じ印象を残している。
松竹