音声レーベル「STUDIO koemee」の聴くanime「地獄くらやみ花もなき 鵺篇」が、YouTubeやSpotifyなど各プラットフォームで配信中。今作は角川文庫原作、ヤングエースでコミカライズが好評連載中の人気シリーズを、WEB配信型のオーディオエンタメ作品にした企画だ。そこで今回は主演の斉藤壮馬と小林裕介に、声のエンタメについての想い、今後挑戦してみたい役について語ってもらった。
斉藤壮馬「自分にとっての一番の軸は声の芝居である」
ーー声でエンターテインメントをお届けすることへの特別な想いはありますでしょうか?
斉藤:声のみならずですけど、自分は色々な形で物語やエンタテインメントに救われてきたなと思っています。その人生の中で、多くの偶然が重なって声優という仕事に出会えて、今も続けさせてもらっているので、やはり自分にとっての一番の軸は声の芝居であるというのは、今までもそうだったし、これからも変わらないだろうなと思っています。
小林:僕は文章で何かを伝えるのが苦手です。文字だけで喜怒哀楽を表現する技術がないので。でも声ならお芝居はもちろん、自分の意見なども自分の伝えたいようにきちんと届けることができると思っているので、そういう意味では特別だと思っています。
小林「悪役を幅広くできるようになりたい」
ーーこれからどのような役や事柄に挑戦してみたいですか?
斉藤:声優はやはり作品やキャラクターがあってくれてこそなので、まずその出会えた役を大切にしていきたいなと思います。それこそ個人的な好みで言うなら皓さんみたいな人はすごく好きなので、本当に是非、この作品の音声化のみならず、いろんな形でまた彼の声を担当させてもらえたら嬉しいなと思います。
小林:悪役を幅広くできるようになりたいですね。悪の美学をしっかり持っているのも役の深め甲斐がありますし、ただただ倫理観が壊れているだけの役も今の自分の殻を破れそうで面白そうです。