HKT48が、16枚目シングル「君はもっとできる」を2月8日(水)に発売。同曲を最後にグループを卒業する矢吹奈子と、2022年4月に加入したばかりで選抜入りを果たした最上奈那華にインタビューを実施した。2013年11月に12歳で加入してから中心メンバーとして活躍してきた矢吹に、自身の卒業ソングとなる新曲について、卒業を控えた心境やアイドル活動への思い、“次世代のエース”と期待される最上の魅力、今後のHKT48についてなど、さまざまなことを語ってもらった。
矢吹奈子「私にまだ可能性があるって言っていただけてうれしすぎた」
――今回の新曲は、秋元康さんが矢吹さんのために書いた曲になります。
矢吹:私も最初はどんな曲になるか分からなかったんです。でも、歌詞をいただく前に秋元先生からLINEを頂いて、「前向きな奈子への応援歌にしました。頑張れ」ってメッセージが届いて。そこで、私に向けての曲を書いてくださったんだって知りました。
――確かにエールを感じる曲になっていますね。
矢吹:秋元先生が掛けてくださる言葉は重みもすごいですし、そんなふうに私にまだ可能性があるっていうことを言っていただけていることがうれしすぎて。卒業がゴールじゃなくて、また新たなスタートになるので、これからもっともっと頑張ろうって思えますし、逆に私が歌うことによって、誰かにエールを与えられる楽曲でもあると思うので、いろんな人に勇気を持ってもらえそうな楽曲でうれしいです。
――最上さんは初めて曲を聞いた時、どんな印象でしたか?
最上:最初は奈子さんに対する卒業ソングって思ったんですけど、歌詞を読みながら歌っていると自分にも当てはまるというか、自分も応援されているという気分になるような曲だなって感じました。すごく自信を持って、怖がらずに何でも挑戦していこうっていう気持ちになれる曲だなって思いました。
最上奈那華「笑顔のレパートリーを増やしたい」
――そんな中で印象に残った歌詞はありますか?
矢吹:やっぱりサビですね。すごくストレートに伝えているじゃないですか。「君はもっとできる」とか「自分のこと(ちゃんとちゃんと)そう信じてごらんよ」とか。確かに、自分にもっと自信を持つには自分を信じることだなと思いますし、2番のサビでは「夢はきっと叶う」「手を伸ばせば(きっときっと)現実のものになる」って。
最上:私は次の歌詞が好きです。「花はそっとそっと 咲くものだ ふいにふいに 自分でも気付かぬうち 少しずつ近づいてる」。ここがすごく好きです。
矢吹:すごくすてきな歌詞だなって思います。絶対に全員が勇気をもらえる曲。どの世代にとか、どんな人にとかじゃなくて、本当に全員が勇気をもらえる曲だなって思います。
最上:やっぱり自分なりに努力をしていると、自分の夢にも少しずつ近づいているという捉え方ができるので、努力は裏切らないだろうなっていう自信にもなると思いました。
――曲名にかけて、お二人が「もっとできる」ことって何だと思いますか?
矢吹:この楽曲をもらって、自分にはまだまだ伸びしろがあるかもって思えるようになったので、何に対してもですけど、これからは俳優業に進むので、演技力とか、後は人間性をやっぱりずっと磨き続けて、曲がらない人でありたいです。ブレないで芯の強い人でありたいです。初心を忘れずに。
最上:たくさんあるんですけど、一つ選ぶとしたら笑顔のレパートリーを増やしたいです。コンサート中とかパフォーマンス中に、まだ一つの笑顔しかできなくて。だから、もっといろんな表情を歌に合わせて使いこなせるような表現力を身につけたいです。