高橋海人&森本慎太郎が“ずっとダメでさえないふたりだった”若林正恭と山里亮太の半生を演じる<だが、情熱はある>
高橋海人「若林さんのエッセイに半分以上折り目が」
今回のドラマには、若林さんと山里さんの2人がどんな青春を送ったのかが、たくさん詰まっています。僕は若林さんを演じさせていただくのですが、今回作品に出演させていただくにあたって若林さんへの印象が、ガラっと変わりました。今までは頼りがいのあるMCのイメージでしたが、過去の話を知ってからは、いろいろな面で自意識過剰で、いろいろなことを気にして八方ふさがりになってしまうことが多い方なんだと。
実は自分も意外と似たような面があったのでとても共感できました。自分も気にして考え込んで周りの人に心配されることがよくあります。若林さんのエッセイを読んで共感できるところに折り目をつけていたのですが、半分以上に折り目がついてしまいました(笑)。その共感できる部分を生かして頑張りたいと思います。若林さんと山里さんのすごく長くて情熱的な春を、みなさんと一緒に“追体験”していけたらと思います。丁寧に頑張りたいと思います。
森本慎太郎「僕はまったく共感ができませんでした」
僕が演じる山里さんと言えば、「スッキリ」の天の声さんですよね。朝のお茶の間に、笑いと一日の活力を届けているイメージがあったのですが、ふたを開けて山里さんのことをいろいろ調べていくと、僕はまったく共感ができませんでした(笑)。
山里さんが若い頃に書いたノートがあって、それに悪口や自分のされてきたことを記録しているのですが、嫉妬だったりいろいろな負の感情が一冊にきゅっと詰まっています。でも今の山里さんがあるのは、過去の山里さんがあってこそで、より山里さんを好きになれる一歩だと思うとすごく楽しみです。
今、テレビの世界で見る山里さんと若林さんはすごくキラキラしていて、成功者のイメージがすごく強いけど、その裏ではいろんな経験をされていて、知れば知るほど出てくる魅力がたくさんあると思います。何よりおふたりってちょっとネガティブですが、根本にあるお笑いに対しての好きな気持ちだったり、芯っていうものがしっかり通っていて、その根源にあるものを映像を通してお伝えできたらと思います。ぜひ、このドラマを通してそこを見ていただけたらと思います。
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