2023年のアカデミー賞ノミネート作品が発表され、最多11部門にノミネートされた“エブエブ”こと「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」をはじめ、「イニシェリン島の精霊」「西部戦線異状なし」、リピーターの多さから“追いトップガン”というトレンドワードも話題になった「トップガン マーヴェリック」などの話題作が受賞候補に。授賞式は3月12日(現地時間)に開催される予定。作品、監督、俳優…各賞の行方も気になるところだが、発表を待つ間に過去の受賞作品をのんびりおうちで楽しむのも一興か。今回は、メル・ギブソン主演の「ブレイブハート」などディズニープラスで配信中のアカデミー賞「作品賞」に輝いた名作を紹介する。
「アカデミー賞」作品賞5本をピックアップ
「アカデミー賞」とは、映画芸術科学アカデミーというアメリカ映画の業界関係者を中心とした団体が主催する映画賞のこと。1929年に第1回が開催され、2023年で95回目。基本的に各回の授賞式前年に公開された映画が対象となり、部門別に分かれていて作品やキャスト、スタッフが表彰される。受賞者には「オスカー像」のトロフィーを授与。そのため“オスカー”という名前でも広く知られている。
まずは、第93回(2021年)の受賞作「ノマドランド」。話題を呼んだノンフィクション「ノマド:漂流する高齢労働者たち」を基に、キャンピングカーで各地を放浪する現代のノマド(遊牧民)とも言える女性が、自分と似た境遇の人々と交流していく様をドキュメンタリータッチで描く。
自ら製作にも携わったフランシス・マクドーマンドが主演女優賞を受賞。金銭面的な問題に直面しながらも放浪を続ける主人公の心の葛藤を抑えた演技で体現している。また、脚本も手掛けたクロエ・ジャオが監督賞を。ほか、受賞はならなかったが編集賞、撮影賞、脚色賞の3部門でもノミネートされた。
鬼才ギレルモ・デル・トロによるファンタジー・ロマンス
「シェイプ・オブ・ウォーター」は、第90回(2018年)の受賞作。冷戦下のアメリカを舞台に人間と不思議な生物の種族を超えた切なくもいとおしい恋愛を描く。「パンズ・ラビリンス」などで知られる鬼才ギレルモ・デル・トロが監督と脚本を務めた究極のファンタジー・ロマンス。
日本では一部に修正を加えたR15+バージョンで一般公開された。作品賞の他に、監督賞・作曲賞・美術賞を受賞。
そしてメキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が手掛けた「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」。第87回(2015年)の受賞作で、監督賞、脚本賞、撮影賞も受賞。これら4つに加え、主演&助演男優賞、助演女優賞、録音賞、音響編集賞と、同年度最多タイの9部門にノミネートされた。
かつて、悪を退治するヒーロー「バットマン」で脚光を浴びたマイケル・キートンが、ヒーロー映画「バードマン」で一世を風靡(ふうび)したが今は落ち目の元スター俳優を好演。失意の底から這い上がり、名声を取り戻すためにブロードウェーの舞台に挑もうとする姿は見ものだ。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/nomadland/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「シェイプ・オブ・ウォーター」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/the-shape-of-water/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/birdman-or-the-unexpected-virtue-of-ignorance/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「ブレイブハート」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/braveheart/
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