さらに、どん底のタクシードライバー3人が人生逆転を賭けた運命の一夜に挑むストーリーにちなんで、“一発逆転”エピソードを聞かれると、窪塚は自身の“マンション転落事故”を挙げ、「某マンションから落っこって、何とか復活しなきゃいけなくて。(落ちた時に)フェンスに引っ掛かってたので、“(窪塚)フェン介”って名前にしようかな…」とおどけ、会場を沸かせる。
続けて「こうやってだんだんいろんなパターンで話せるようになってきました(笑)。マーベルみたいに派手に復活できたらよかったんですけど、地味な作業でちょっとずつ自信を取り戻して。『沈黙-サイレンス-』という映画で、マーティン・スコセッシさんとお仕事をすることができたとき、一発逆転できたかなという気がしました」と、日本では2017年1月に公開されたハリウッドデビュー作品への出演で復活の手応えを感じたというエピソードを語る。しかし、熱く語って照れくさくなったのか「まあ、うそですけどね」ととぼけていた。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ
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