なにわ男子、新CMで研究者やスパイ役に 個性を生かした演技に「ここがいちばんの“出しどころ”です!」
撮影エピソード「幸福ラボ」篇
研究所の天井裏にある通風孔のダクトをイメージした美術セットの前に現れたのは、藤原と長尾。幅は1メートル強、高さはわずか60センチしかない空間ながら、スパイのコスチュームを着てテンションがアップしている2人は狭いダクトに身体を潜り込ませ、仲良く話しながらスタンバイを完了する。
待機中もダクト内でのトークは盛り上がり、セリフの終わりに息を合わせて「...ね~!」と続けるアドリブも披露。スパイらしからぬ明るい雰囲気を監督も気に入り、藤原と長尾の提案がそのまま採用されることになった。
一方、ラボに設置されたカプセルに身体を委ねた大橋と高橋。包まれるような安心感と疲れからか、 高橋が目を閉じて“本格的に休憩”する様子も見られた。
実際に食べるシーンでは、大橋が「はぁ~ん」「う~んま!」と幸福感に満ちたリアクションを連発しスタジオが笑いに包まれるひと幕も。そんな様子をうかがう研究員役の道枝は「世紀の発見のように大袈裟なトーンで」という監督の要望を受け止め、「ついにわかりました!」と完璧な演技でスムーズにOKテイクを獲得した。
ラボの背景がCGで制作されているのに対し、西畑が壁を破って飛び出すシーンは、破片のピースをパズルのように組み立てた超アナログ的な美術セットを使用して撮影が行われた。
西畑は飛び出すタイミングやポーズ、そして表情まで入念な打ち合わせを行い「いや~、これムズいな~」とプレッシャーを感じながらもリハーサルなしで本番に挑戦。ベストなタイミングで壁に向かって飛び込んだ西畑だが、壁の破片が頭に当たってしまいNGに。
破片がカメラの前を塞ぐなど不運に見舞われながらもくじけることなく撮影が続き、監督の「これで最後にしましょう!」という決意の言葉でスタートした7度目のチャレンジでついにOK。その瞬間、スタジオ内が拍手で包まれ、西畑も歓喜のガッツポーズを見せた。
撮影エピソード「もちもち電話」篇
「もちもち電話」篇では、大橋と西畑はスタジオ内の美術セット、高橋はコインランドリー、藤原と長尾は住宅街、道枝は建物の屋上など、さまざまな場所で撮影が行われた。
撮影当日は天候に恵まれていたが、大西が駐車場に停めたクルマの中で電話をかけるシーンでは、本番直前のタイミングで急な降雨に見舞われるアクシデントが発生。大西が泣きながら電話で話す場面だったこともあり「この雨も利用してしまおう!」という監督の決断で撮影を慣行した。大西も「もちもち...」と涙に濡れる演技を披露した。
そんななか「眠くて甘えるような声でお願いします」とオーダーされた大橋はかわいらしいトーンで「もちもち」とセリフを話し、撮影現場では笑いが巻き起こった。監督が「じゃあ『ちもちも』も」とアレンジを求めると、大橋は「え、ホンマですか?『ちもちも』ですか?」と驚きながらも「ちもちも~」というセリフを披露しスタジオは再び大爆笑に包まれた。
ジェイ・ストーム
発売日: 2023/03/08