コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、「カッコイイ女の子よりカッコよくなろうとするお話」をピックアップ。
同作は直正也さんによって描かれた、ボーイッシュな女の子とその男友達とのやりとりを描いた作品。直正也さんが2月5日に本作をTwitterへ投稿したところ、10万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、直正也さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて伺った。
カッコイイ女の子超えを目指す男の子、夢は叶うのか!?
小学生がドッジボールをするシーンから始まる本作。主人公・一颯(いぶき)のクラスは途中まで負けていたが、一颯の活躍もあって逆転勝利。しかし周りの男子からは「力強…」「あれで女かよ」「あいつ持ってるのも男物ばっか」と揶揄されてしまう。すると、それを一蹴するように「かっこいいじゃん」と褒める相手クラスの智明が現れ、一颯にとある宣言をする…。
この作品に読者からは「はあ、ニヤけが止まらん」「なんで続きがどこにもない!?」「口角の限界突破」「いま口角あやとりしてる」「好き以外の言葉が見つからない」「これで1年は生きていける」という悶絶の声や、「身長差埋まらない未来を待ってたら来た…」「165cmの俺…」「いつか大逆転する日が来てほしい」など、2人の身長についてのコメントが多く寄せられた。
直正也さんインタビュー「背が高い=かっこいいと思ってるのが小学生って感じでかわいい」
――「カッコイイ女の子よりカッコよくなろうとするお話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
ふと思いついたのであんまりないんですけど、男の子に見えるけど実は女の子っていうのが好きで描きました。
――「カッコイイ女の子よりカッコよくなろうとするお話」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
一颯ちゃんのかっこいいとこですね。あとかっこよさは顔だけじゃないと思うので、しぐさとかも一緒につけるように心がけました。6ページ目の一颯ちゃんの顔は気合いれて描いたので見てほしいですね。
――「カッコイイ女の子よりカッコよくなろうとするお話」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
4ページ目の智明のセリフです。普通に「そのままでいい」と言っても、一颯ちゃんは納得しないと思うので、智明が自分がかっこよくなるからっていうことで説得力が加わるような気がして、ここのセリフは好きですね。
あと背が高い=かっこいいと思ってるのが小学生って感じでかわいいなと自分では思ってます。
――直正也さんは本作のほかにも、「人の寿命を吸わないと生きられない人間と不老不死のお話」や「18歳になるまでに恋をして、それを叶えなきゃいけない話」など、少し特殊な設定で読者の気持ちをぎゅっと掴む作品を多く描いていらっしゃいます。そうした作品を描かれる理由があれば、お教えください。
最近はこういう設定だったら読者が続きが気になるかなというのを考えて描くことが多いですね。あまりにぶっとんだ設定だと読者が置いていかれるかもしないですので、なるべく見たことある設定だけど、プラス一味みたいな感じで設定作りしてます。
――今後の展望や目標をお教えください。
Twitterやpixivなどで個人活動しつつ、商業も挑戦できればなと思ってます。自分の好きを作品に上手く落とし込めるよう努力していきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
新しい作品を作ったり、今までの自分とはまた違ったやり方で漫画活動していきたいと思っているので、漫画が面白いと思ったら応援してくださると嬉しいです。これからも頑張ります。