福山雅治が主演を務め、大泉洋が共演する連続ドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)が、4月期の日曜劇場で放送されることが決定した。黒岩勉のオリジナル脚本で、全盲の人たらしFBI捜査官と犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事がバディを組み、難事件に挑む姿を1話完結で描く。
福山雅治が日曜劇場に4年ぶりカムバック
2019年4月期放送の日曜劇場「集団左遷!!」で主人公を演じてから4年ぶりの日曜劇場への帰還となる福山が今作で演じるのは、アメリカから期間限定で交換留学生として来日したFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見(みなみ・ひろみ)。人たらしな性格で愛嬌や社交性があり、いつも人の輪の中心にいるような人物だ。
過去のある事故がきっかけで両目の視力を失っているが、鋭い分析力、嗅覚、触覚で事件をかならず終わらせる最後の切り札という意味で、FBIでは“ラストマン”と呼ばれていた。
交換留学生・皆実のお守りをするだけと思っていた心太朗だが…
そんな皆実のアテンドを命じられた警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗(ごどう・しんたろう)を演じるのは大泉。代々、警察庁長官を務めあげてきた由緒正しい“護道家”の人間である心太朗は、自ら志願し、警察の中でキャリアではなく現場を選択し、捜査一課で圧倒的な検挙数をあげていた。
ある理由から悪を絶対に許さないという“並々ならぬ正義感”があり、犯人を捕らえるためにはどんな手段もいとわないいきすぎた一面も。その姿勢から警察内部にも敵は多い。そんな心太朗だったが、“次期警察庁長官”と目されている兄から命じられて皆実のアテンドをすることになる。
枠にとらわれない皆実の行動は、警視庁の面々にとってははた迷惑。ただ交換留学生のお守りをするだけと思っていた心太朗も困惑し、皆実を自分にアテンドさせるのは、護道家の人間である自分にミスをさせて、キャリアの警察官僚である兄を引きずり下ろそうとする警察内部の陰謀だと考える。しかし、「心太朗をバディに指名したのは皆実自身」という衝撃の事実を知る。
脚本は「TOKYO MER」「マイファミリー」などを務めた黒岩勉
今作の脚本を担当する黒岩は、2019年の「グランメゾン東京」や2021年の「TOKYO MER~走る緊急救命室~」、2022年の「マイファミリー」など、日曜劇場で数々のドラマを紡いできたサスペンスミステリーの名手。今作も、予想のつかない目まぐるしい展開のミステリーであり、バディの軽快なやりとりもみどころだ。毎話扱われる事件は今の時代を反映させた内容になっている。さらに“護道家”や“皆実家”という、日曜劇場ならではの重厚な家族の人間ドラマも描いていく。
このたび、福山、大泉、脚本・黒岩、演出・土井裕泰、編成プロデュース・東仲恵吾からコメントが届いた。