俳優の桜田通が、2月19日に都内で開催された2023-2024年カレンダー「桜田通『DORI HOMMAGE』CALENDAR 2023.4-2024.3」の発売記念イベントに出席。マスコミ向けの取材に応じ、撮影でこだわったポイントやお気に入りカットなどを語った。
過去の作品を“セルフオマージュ”
セルフオマージュがテーマということで、構図や洋服の色味、シチュエーションなど何かしらのつながりを感じられるような形で“アップデート”して撮ったという今作。その中でこだわった部分については「例えば過去に『犬』のような姿のカレンダーを撮っていたんですけど、全く同じではなく、犬は犬だけど今の自分の年齢だったり、世の中のはやっているものだったり、ファッションやビューティーも含めて、単純にまねするのではなく、今風にブラッシュアップしていくことにこだわりを持ってやってみました」と明かす。
お気に入りカットについては、猫になっている姿のカットを挙げ「過去にも猫の格好をして撮ったことがあったんですけど、オマージュポイントとしてはポージングがかなり同じ。ただ、猫と言ってもヘッドフォンをしているサイバーっぽい猫だったり、メイクさんに作っていただいて猫の爪のようなものを用意していただいたり、猫なのでフワフワした服を身にまとって、昔の猫から僕の考えた現代の猫に近づくように。このカレンダーの中でも、それ(セルフオマージュ)がよく表れているのかなと思っているのでお気に入りです」とコメント。
“現代のギャル男風”カットも
さらに、もう1点として“ギャル男風”カットを紹介。「昔のは、肌を少し黒く塗って確か金髪っぽいウイッグに“昔のギャル男”みたいなポーズだったんですけど、今のギャル男って何だろうと考えて、ビューティー、少しジェンダーレスっぽさ、清潔感もイメージして。僕より年下のインフルエンサーの方だったり、モデルの方だったり、性別とかも関係なくいろいろな方をSNSで研究して、僕の中で要素として入れていったらこういう形になりました」と明かし、髪形、メイクや洋服にもこだわって、桜田なりの“ギャル男”をイメージして撮ったそう。
なお、「宇宙限定版」の表紙では犬の姿も披露している桜田。お気に入りカットでは猫のイメージで猫耳も着けているが、もともとそういった格好をしてみたかったか、という問いには「昔はすごく照れがあったというか…世間一般的には『耳を着ける』というとかわいらしいイメージになるなと。20代前半の時は枠に囚われていて自分の価値観でしか生きてなかったんです。それが30歳も超えてくると特に恥ずかしいことがなくなってきて。作品を作るという意味では照れがなく、自分のイメージがどうとか世間のイメージがどうとか気にすることもなくなったんです。あと、ただのカッコイイ、かわいいだけではなくファッションっぽくやれたらいいなと思ったので、割と率先して猫と犬のオマージュはやりたいなと話したのを覚えています」と率直な思いを吐露した。