数々の恋愛ドラマで視聴者を胸キュンさせ、韓国では「メロ職人」とも呼ばれるキム・ヨングァンとイ・ソンギョン。ともにモデル出身で美男美女の2人がW主演を務める、復讐をきっかけに出会った男女のせつなくも温かい恋物語を描く韓国ドラマ「愛だと言って」。監督が編集をしながら、2人の目を見て「本当に付き合ってるのでは?」と思ったほど息がぴったりだったという同作が2月22日よりスタート。本日3月1日には3話・4話が同時公開となる。
復讐から始まる恋のゆくえは…
「愛だと言って」は、父親を奪った愛人の息子に復讐の為に近づいた女性が、次第に彼に魅かれていき、男性も彼女を愛し始め恋愛関係になっていく、復讐から始まる恋の物語。ディズニープラス「スター」にて毎週水曜に2話ずつ独占配信され、全16話で構成される。
ウジュ(イ・ソンギョン)は、銀行員の姉・ヘソン(キム・イェウォン)と公務員試験の受験生の弟・ジグ(チャン・ソンボム)との3人暮らし。以前は幸せな家庭だったが、15年前、父に愛人がいる事が発覚。その愛人・ヒジャを連れて家にやって来た父は、通帳や金目の物を持って彼女と家を出て行ってしまった。母親は病気になり、治療費でさらに経済的に苦しくなった状況で、家族を優先する性格のウジュは大学進学も諦め必死で生きている。
姉のヘソンは典型的な“だめんず”で、付き合う男はことごとくクズ。第1話では、妻子持ちだとは知らずに付き合い、男の妻に銀行に怒鳴りこまれて殴られてしまったエピソードが描かれた。「男は全員、不倫した父親と同類」と思うようになってしまったウジュは、何度傷ついても愛を求める姉が理解できない。
ある日、父親が亡くなったと知ったウジュは、超ミニのボディコンワンピで通夜に行き、ヒジャに悪態をつき、無遠慮に飲み食いして恥をかかせ、ささやかな復讐をした。が、そこで、唯一父が残してくれたウジュたちが住んでいる家をヒジャが売ってしまったことを知る。ウジュたちきょうだいは家を追い出され、行き場を失った3人は、ウジュの男友達・ジュン(ソンジュン)の家に転がりこむ。
ジュンは、ウジュの学生時代からの友人で、彼女が唯一、心を開いて本音を出し、気楽でいられる存在。常に彼女を見守り支えている。ヘソン、ジグとも家族のような気のおけない間柄だ。
ヒジャが、家を売った金で息子・ドンジン(キム・ヨングァン)が経営する会社に投資したと知ったウジュは、勤めていた薬局を辞めてドンジンの会社にアルバイトとして就職する。高いマンションに住んで高級車に乗り、母親に溺愛されている男―自分から大切なモノを全て奪い、リア充ライフを送っているこの男に復讐してやろうと決めたのだった。
復讐の相手・ドンジンも大きな傷を抱える男
だが、ドンジンも実は大きな傷を抱えて生きていた。社長を務めている会社は、以前勤めていた会社の社長に事あるごとに妨害され、今回も契約を直前で横取りされて倒産寸前に陥っていた。車も共同経営者のソヌの物。母・ヒジャとは5年間連絡を取っていなかった間柄だ。母から息子への投資もドンジンが頼んだわけではなく、金策に走っていると知ったヒジャが金の出どころを知らせずにウジュたちの家を売った金を投資したものだった。そして、付き合っていた彼女・ミニョンが一方的に別れを告げて去ったことを、今でも引きずっていた。
ドンジンも傷だらけで生きていることなど知る由もないウジュは彼を恨んで付け回し、ドンジンはそれがなぜかわからない。そんな中、会社でスパイ事件が起きる…。
ドンジンとウジュの愛は「染みこむ愛」
イ・ソンギョンは作品について「“復讐劇”だと言うと、途方もなく痛快でドラマチックな復讐モノだと思われるかもしれませんが、復讐の遺伝子が無い人物が大切なものを守ろうとしたのに、予想外の感情と状況に向き合う過程を描いてます。さわやかさや甘さは全く見られない、切ないお話です」と説明した。
そして、この作品で描かれるのは「いつこの人を意識したのか、いつ愛に変わったのか…知らないうちに心に愛が入ってくる“染みこむ愛”」だと語った。
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