「スター・ウォーズ」シリーズ初のドラマとして2019年11月に登場した「マンダロリアン」は、本国でのディズニープラスのサービス開始と同時にスタートするキラータイトルの一つとして、誕生。決して素顔を見せない戦士であるマンダロリアンは、その渋さと頑なさでSWファンからの人気も高いキャラクターだ。そんな彼が愛くるしいキャラクターのベビーヨーダことグローグーとタッグを組み、始まるや否や、すぐに世界中のファンの心をつかんだ。その最新作となるシーズン3が3月1日(水)から配信スタートするということで、「マンダロリアン」のシーズン1、2をおさらいする。(以下、過去シリーズのネタバレを含みます)
誇り高き戦闘民族の族称
“マンダロリアン”とは、惑星マンダロアを中心に活動していた戦闘民族の族称である。全員が彼らにとって命と同じぐらい大事なベスカー鋼のアーマーを身にまとい、戦闘を生業にしていた。そのため、多くの他民族にとっては、恐怖の存在であった。
そんな中、クローン戦争期に平和主義を掲げるサティーン・クライズ女公爵が惑星を統治したため、一部のマンダロリアンがデス・ウォッチとなり、公爵は伝統を汚す存在であると敵視し、幾度となくクーデターを仕掛けて成功。しかし、シス卿のダース・モールに一時的に支配権を奪われた上に、モールがダース・シディアス(パルパティーン元老院最高議長)に負けて、帝国の支配下に陥ったため、誇り高きマンダロリアンの多くが各惑星へと散らばっていった。
“ベビーヨーダ”ザ・チャイルドとマンダロリアンの絆
ドラマ「マンダロリアン」は、銀河帝国が崩壊した5年後から始まる。主人公のマンドーは、惑星ネヴァロで細々と賞金稼ぎをして暮らしていた。ある日、マンドーはギルド(組合)を伝って、旧帝国軍とつながりがあるらしい謎のクライアントから、名前の分からない50歳の獲物の殺害あるいは確保を依頼される。
ベスカー鋼の新たな鎧の肘当てをオーダーできるほどの前金をくれたことからも標的が重要な獲物であることは間違いない。しかし、目的地で待っていたのは、ヨーダと同じ種族の幼児(ザ・チャイルド)だった。マンドーは、一度は謎のクライアントに引き渡すも、まだ歩くこともおぼつかないザ・チャイルドを帝国側に渡すことに危機感を覚え、奪還を企てる。その際、ネヴァロに潜んでいた複数のマンダロリアンが加勢してくれ、ネヴァロからの脱出に成功するのだった。
おかげで賞金稼ぎから追われる身となったマンドーは、彼らを返り討ちにしながら、ザ・チャイルドと同じ種族が暮らす星を探していた。だが、有力な手掛かりは見つからず、苦戦を強いられる。しかし、その一方でマンドーとザ・チャイルドの絆が深まり、より離れ難くなっていくのだった。実はマンドーにも幼少期に孤独や絶望から救ってもらった経験があり、幼な子を無責任に旧帝国側に渡すことができなかったのだろう。だが、旧帝国軍のモフ・ギデオン将校が、マンドーとザ・チャイルドの前に立ちはだかり、行く手を阻む。そこでマンドーは、同じ賞金稼ぎのデューンやドロイドの“IG-11”らを仲間にギデオンとの戦いに挑むのだった。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-mandalorian/3jLIGMDYINqD
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発売日: 2023/01/25