コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、主人公が恋のライバルであるイケメンと突然同居することになってしまう物語「恋敵のイケメンと家族になる話」をピックアップ。
作者の頼間リヨさんが2月10日にTwitterで同作を投稿すると、そのツイートには7,000件以上のいいねと共に、「まさかの!?」「最初のジャージ姿が伏線やったんか」「最後に急展開」「ガチで騙された」など多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、頼間リヨさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
恋敵のイケメンと、いきなり家族に…最後まで目が離せない展開に賞賛が集まる
主人公・恭介は、沢田聖菜という女の子にひそかに思いを寄せている。しかし不器用で目つきの悪い恭介は、沢田さんを見つめることしかできていない。そんなある日、沢田さんの生徒手帳を拾った謎のイケメン・ゆずるが、沢田さんを名前呼びし、さらに「かっこいい」と言われているのを目撃してしまう。自分にはできそうにない、ゆずるの女性との接し方を見て、恭介は勝手にライバル心を燃やしていく。
そんな中、恭介の母の再婚相手との顔合わせの日を迎える。緊張しながらも、幸せそうな母親の姿を見て少し安堵する恭介。しかし、遅れてやってきた再婚相手の連れ子が、例のイケメン・ゆずるだった。恋のライバルとこれから同居しなければならないという事実に、恭介は動揺を隠せない。一方ゆずるは、そんな恭介を気遣うほど余裕を見せる。
「沢田さんはこういう完璧イケメンが好きなのか…」と至近距離でゆずるの顔を見つめると、ゆずるは顔を赤らめて動揺。そんなゆずるを、自分のガンつけに怖気づいていると思った恭介。一緒に住んでいる間にゆずるのモテテクを盗めばいい、とポジティブに考え始め、同居にも前向きになる。しかし、当のゆずるは恭介と「兄妹」になることに、気恥ずかしさと一抹の不安を感じていて…。
「騙されたという声がありうれしかった」作者・頼間リヨさんの創作へのこだわり
ーー「恋敵のイケメンと家族になる話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
もともと月に一度、短編をあげられればいいなと思っており、その延長で出来上がったのが今回のお話です。もともとはもっと女の子だとわかる見た目だったのですが、どうせならギャップが欲しいとなり、ゆずるがイケメンな設定になりました。
ーー思わず引き込まれる展開が魅力的なお話ですが、描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
実ははじめからまつ毛が長かったり、首が華奢で体型をジャージで隠していたりとこだわりを詰めました。男の子っぽくちゃんとみえているか不安だったので、騙されたという声があり嬉しかったです。
ーー物語の中で特に気に入っているシーンやセリフがあればお教えください。
「やめろ」と頬を挟んでいるシーンがお気に入りです。クールな印象を崩さずに動揺している姿を見て欲しかったので、楽しんで描きました。
ーー作中にはゆずるや恭介、沢田さんなど、短いストーリーの中に魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、キャラ作りで意識していることはありますか?
キャラ作りで意識していることは、リアクションです。感情が上下しまくるドタバタ感が好きなので…!
ーー頼間リヨさんの、今後の展望や目標をお教えください。
今後も作品を更新したいと考えています。また、需要があるかはわかりませんがコメディ以外の作品もチャレンジしてみたいです。商業も頑張ります。
ーー作品を楽しみにしている読者の皆さんへ、メッセージをお願いします。
作品を見てくださる方々のおかげで、生かされていると実感しております…!これからも読んでいただけると嬉しいです。