本田響矢と鈴木康介がダブル主演を務めるドラマ「ジャックフロスト」(毎週木曜深夜1:29-ほか、MBSほか※全6話)のスペシャルトークライブイベントが3月9日に都内で行われ、本田、鈴木、森愁斗がファン250名の前に登場した。
数々のBLドラマを放送してきたMBS「ドラマシャワー」枠で放送中の同作は、本田演じる奥沢律が、事故で恋人・池上郁哉に関する記憶だけを失ってしまったことをきっかけに、“記憶喪失”をキーにした両片想いの物語を展開する。
「ドラマシャワー」初の完全オリジナル作品となる本作。別れ話の直後に事故によって、恋人にまつわる記憶だけを失ってしまった律を演じた本田は「記憶を失うっていうことを今まで経験したことがなかったので、どう演じていけばいいのか、監督と話し合いながら律というキャラクターを作り上げていきました。事故にあった後にフワフワしているんですが、事故から1日目だからこれくらい、2日目はこれくらい、とフワフワ度を変えていったり、少しの差ですが大切に大切に作っていきましたね」と未経験の役柄への繊細なアプローチを明かした。
鈴木康介「普通の人を演じるのって一番難しくて」
記憶喪失になった律を支えつつ、恋人であることは黙って二人の関係を修復しようと奮闘する郁哉を演じた鈴木は「郁哉はすごく普通の人間で、普通の人を演じるのって一番難しくて。歩き方とか家事(の仕方)だったり、好きな人への対応だったり、細かく一つ一つ監督と話し合いながら丁寧に作っていきました。生活の一部として洗濯物を畳んだり料理をしたりしている姿から、『これきっと毎日やってるんだろうな』と観ている人に思ってもらえたらいいなと思ってやっていました」と役作りのこだわりを披露。
本田響矢、弟役の森愁斗にメロメロ「かわいいね」
二人の関係を見守る律の弟・柊路役の森は「僕自身、お兄ちゃんがいて弟なので、すごくやりやすい部分もありました。役柄的にズバッと意見を言うシーンがあるんですけど、台本読んでいて自分も同じ立場だったらこう言うだろうなというセリフだったので、親近感が湧きました」と、役への共感を示した。持ち前の“弟感”を存分に発揮していたようで、本田も「普段から(自分の)弟みたいに思ってました。ルックスから全部ですよね、かわいいんですよ。ね、かわいいね」と声をかけると「ありがとうございます(笑)。周りもお兄ちゃん感が強かったので、そこも含めてやりやすかったです」と振り返った。