俳優の上野樹里、三浦宏規が、ドラマ、アニメ、映画化された人気コミック「のだめカンタービレ」のミュージカル化を記念した発表記念記者会見を、3月20日に都内で開いた。
初めての連ドラの主役が「のだめ」だった
人気コミックの枠にとどまらず世界中で愛されるコンテンツとして、あらゆるメディアミックスを展開する同作品初のミュージカル公演が、10月より東京・シアタークリエにて上演。この日の会見では、主人公・のだめ役に上野樹里、千秋真一役に三浦宏規が決定したことが発表された。
初のミュージカル化で主演を務めることになった経緯について、上野は「自身がパーソナリティーを務める番組の一番最初のゲストが原作者の二ノ宮知子さんでした。その時から舞台化の話は聞いていて、興味あることを伝えていて今に至ります」と明かした。
また、「私自身初めての連ドラの主役がのだめだったので、まさか今になってもこうしてまた別の形でのだめをやることは誰も、私も想像していませんでした」と、ミュージカル化について当初は驚きを隠せなかったという。
「色濃く、褪せることなくみんなの記憶に残ってる作品。また挑戦かな、楽しみつつ、のだめとして皆さんと再び会えれば良いな」と、改めて作品への愛と新たな挑戦への思いを語った。
三浦は千秋真一役が決まった時の気持ちについて「正直怖いです…。『玉木さんじゃないんかい!!』と言われそうで」と笑顔で謙遜したが、「まさかあの大好きな作品の千秋先輩に自分がなれるとは思っていなかったので本当にうれしいです。憧れの作品にご迷惑をおかけしないように精いっぱい頑張りたいと思います」と意気込んだ。
「新しいのだめと千秋」が見られることがとても楽しみ
会見終盤には、作者である二ノ宮知子氏からのメッセージも代読された。
「私は、原作者は作曲者のようなものだと思っています。私が描いたのだめカンタービレという曲がアニメ、ドラマから、今度は舞台という新しいステージで、演出する方々が指揮者となり、ソリストである役者さんたち、舞台を作り上げる多くのスタッフさんが一丸となって、また新しい演奏を聞かせていただけるのことにとてもワクワクしています。そして、天才的のだめソリストの上野樹里さんと、舞台で大活躍中の三浦宏規さんの新しいのだめと千秋が見られるのがとても楽しみです。皆さまどうぞ楽しく自由に楽しんでください」と、作品に携わる全ての人たちへエールを送った。