世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2023」が、3月25日に東京・東京ビッグサイトで開催。RED STAGEで行われた「アニメ『鬼滅の刃』ステージ」に、竈門炭治郎役の花江夏樹が、竈門禰豆子役の鬼頭明里、時透無一郎役の河西健吾、甘露寺蜜璃役の花澤香菜と共に登壇した。
花江「まさかレッドカーペットを歩くなんて思ってなくて」
2月に劇場公開された「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」で、キャストが東京をはじめ、ロサンゼルス、パリ、ベルリン、メキシコ、ソウル、台北に舞台あいさつで訪れたということで、ステージの前半は「ワールドツアー上映報告会」が行われた。
ロサンゼルスを訪問した花江は「“待ちわびてたぞ!”という感じで、自分のセリフが聞こえないくらいの歓声ですごい盛り上がりでした。まさかレッドカーペットを歩くなんて思ってなくて、いい経験でしたね」とその時のことを振り返り、「ロスの人たちが僕のことを“ハナエサーン!”って呼んでくれて、それがかわいくて面白かったです」と印象的だったことを明かした。
メキシコでの様子も「ショッピングモールの中の映画館で上映されたんですけど、声優のイベントは僕が初めてだったみたいで、本当に熱気がすごかったです。みんな、“サインちょうだい!”みたいな感じで、最初は対応してたんですけど、追いつかなくなったのでグータッチで(笑)」と現地の熱狂っぷりを報告。
河西「1話すと10返ってくるみたいな感じで、熱狂的なパワーを受けた」
ソウルを訪れた鬼頭は「会場の皆さんの熱気がすごくて、ひと言喋るたびに“ワー!”って盛り上がりました。しかも通訳を介さずに反応してくださる方もいて、日本のアニメが届いている証拠だなった思いましたね」と韓国にもしっかりと浸透していることを喜んだ。
台北の様子を語ったのは河西と花澤。「日本の方たちもすごいんですけど、向こうの人たちは1話すと10返ってくるみたいな感じで、あの熱狂的なパワーを受けて、“行かせていただいて本当に良かったな”って思いました」と河西が感動したと明かすと、花澤も「中国語で話さなくても反応があったのがうれしかったです。蜜璃ちゃんの格好をしてくれてる子もいましたし」と、コスプレをしている人も多かったと話した。
各地の舞台あいさつを終え、花江は「このワールドツアーの目的は、海外のファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えることでした。でも、感謝を伝えたその何十倍もの感謝が返ってきて、直接皆さんのお顔を見て回れたのがこれからのモチベーションになると思いましたし、“頑張ろう”って気持ちになれたので、すごくいい試みだったんじゃないかなって思います」と有意義な出来事だったと確信した。
アニメ「鬼滅の刃」は2019年に「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編(TOKYO MXほか)が放送され、注目を浴びた。2021年には「鬼滅の刃」無限列車編、「鬼滅の刃」遊郭編(ともにフジテレビほか/ディズニープラスほかで配信中)が放送、2023年4月9日(日)より「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編(フジテレビほか)が放送される。
◆取材・文=田中隆信
※竈門禰豆子の「禰」の正式表記は「ネ+爾」
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