コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回はイラストレーター・カシバさんの「根暗男子が狐(?)をモフってるだけの漫画」に注目していく。
Twitterに投稿された同作はその名の通り、“黒髪ぱっつん&ジト目の根暗男子”が狐を可愛がるという4ぺ-ジで完結するショート漫画。シンプルな内容なのにも関わらず普段は根暗の主人公が狐の前にした途端にデレデレするシーンが好評で、1.6万件の「いいね」を獲得している。そんな作品を手掛けたカシバさんに、同作が誕生したキッカケなどを聞いてみた。
狐のモフモフに生きがいを感じる根暗男子が可愛い…
主人公は不愛想で根暗な男子生徒。ある日、自習用のプリントを前の席の女子生徒から渡されると、根暗男子は表情を1つも変えずに無言で手荒に受け取る。周りには悪い印象を与えているようで、根暗男子が下校時にたまたまクラスメイトの女子同士で「あいつマジで何なの?」「こっちがにこやかにしてんのにさー」「仕方ないよ 明らか 陰キャくんだし」と会話しているのを聞いてしまう。
しかし彼は何も動じずに下校し、心の中で「女子に何を言われてもどうでもいい」とつぶやく。家に到着すると、1匹の狐がお出迎え。彼自身は「何を言われてもどうでもいい」と強気になれている理由として“家に帰れば狐をモフれるから”と語っており、帰宅するや否や狐に抱きつく根暗男子。今までの無表情が嘘かのように喜びの感情を露わにしていたが、幸せの時間は長く続かず、途端に狐の様子が変わっていく…。
根暗男子の陰から陽に変わった瞬間の表情に惹かれた人が多く、「最初は嫌な奴かと思ったけど、モフってる姿のギャップ萌えで好きになった!」「狐も根暗男子も、とにかく可愛い」といったコメントが寄せられていた。
「根暗であればあるほどいい」カシバさんの“理想の根暗男子像”
――「根暗男子が狐(?)をモフってるだけの漫画」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
ケモ耳が好きなので、1枚の絵ではなくて漫画形式で描いてみたいと思ったからです。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
狐の毛のモフモフ感と艶感を出したいなと思って描きました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
狐がケモミミ男子に変身?するところです。
――根暗男子のシリアスな時、狐とたわむれる時の絵のタッチが違いますが、描き分ける際、特に意識していることはあるのでしょうか?
シリアスな時や普通のシーンの時は線を細めに描いていますが、狐とたわむれてハッピーな時は柔らかい雰囲気を出したいので、ペンを太めで描いたり、ペン先が丸くなってるものであえて雑に描いたりしています。
――カシバさん自体は動物の中でも狐がお好きなのでしょうか? 何か狐にまつわるエピソードがあれば教えてください。
猫が一番好きですが、ケモミミ男子=お狐様のイメージが自分の中では強いです。狐の尻尾が画面映えするので好きです。
――同作に登場する根暗男子はいわゆる"地雷系"のような見た目ですが、カシバさんは根暗男子に対してどのような印象をお持ちですか?
ベースが根暗だと幸せな時の表情のギャップが描いてて楽しいので、根暗であればあるほどいいと思います。
――今後の展望や目標をお教えください。
ケモミミ男子や根暗男子の漫画をまだ描きたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
作品いつも見てくれてありがとうございます!
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