福原遥がヒロインを務めた連続テレビ小説「舞いあがれ!」(NHK総合ほか)が3月31日に最終回を迎え、全126回の長い物語が完結した。最終回だけで、舞(福原)の人生に関わった50人以上の役名ありキャストが大集合し、「人生に無駄なことは何もない」、そんなメッセージを感じた最終回。第2週で登場した“五島の釣り客”二人の再登場にも深い意味が込められていたことを、脚本家の桑原亮子さんが語った。
由良先輩も!懐かしい顔ぶれが続々登場
1990年代から現代を舞台に、舞がものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、向かい風に負けず夢を追う姿を描いてきた「舞いあがれ!」。
最終週「私たちの翼」では、舞の立ち上げた会社「こんねくと」と大学時代の人力飛行機サークル「なにわバードマン」の先輩・刈谷(高杉真宙)らの会社「アビキル」が取り組む“空飛ぶクルマ”の開発が成功し、五島列島での有人飛行が実現する展開が描かれた。
その有人飛行当日を描いた最終回には、現地で見守る貴司(赤楚衛二)や娘の歩(浅田芭路)、めぐみ(永作博美)や五島の人々の他、「アビキル」の作業場でモニターを通して見守る荒金(鶴見辰吾)ら開発チームの面々に、IWAKURAの結城(葵揚)や笠巻(古舘寛治)の姿。
そして、カフェ「ノーサイド」では舞の兄・悠人(横山裕)、久留美(山下美月)ら東大阪の面々をはじめ、舞のフライトを見届けるために由良(吉谷彩子)ら「なにわバードマン」の仲間や、倫子(山崎紘菜)や水島(佐野弘樹)ら航空学校時代の同期メンバーも勢ぞろい。舞の元恋人・柏木(目黒蓮)の姿もあった。
IWAKURAのネジも空を飛んだ!
これまでの人生で関わってきた人々に見守られ、IWAKURA製のネジをはじめ東大阪の技術を集結した「空飛ぶクルマ」で空を飛んだ舞。そのフライトシーンでは、なにわバードマン時代や航空学校時代の回想シーンも登場。26週にわたって描かれてきたすべての場面がこの日に集約していく――そんな感慨を視聴者にもたらし、Twitterでは「#舞いあがれ」がトレンド1位となった。
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