“人気ハリウッドスター”のサプライズ登場に驚き 異色のロマコメ「ライ・レーン」
抜群の相性を発揮した共感度大のカップル
共感を呼ぶキュートなカップルを演じるのは「インダストリー」のデヴィッド・ジョンソンと「CLASS/クラス」のヴィヴィアン・オパラ。「二人と一緒に仕事をするのは最高だった」と話すミラー監督。
「たくさんの俳優たちと会ってきたけど、デヴィッドとヴィヴィアンはそれぞれ目立っていた。でもそれから二人を一緒の部屋にしたら、もう明白だったの。現場でも二人はただただ仲間なのよ。仲良くしてからかいあって、本当に素晴らしかった。あんな風に自然に起きるなんてすごいこと」とインタビューで話している。
絶妙な相性を発揮しているドムとヤズ。演技もさることながら演出も最高で、ドムのピンクのコンバースとヤズのピンクのトートバッグのカラーコンビネーションから、すでに恋の予感が感じられて胸キュン。エネルギッシュな衣装も見逃せないポイントだ。
二度見すること間違いなし オスカー俳優のサプライズ登場
今後の活躍に期待がかかる新進気鋭のキャスト・スタッフによるロマコメということで、どちらかというとインディーズに近い本作。そんな次世代を担う若手たちをカメオ出演という形で応援するのが大物ハリウッドスター、コリン・ファースだ。
「ブリジット・ジョーンズの日記」や「ラブ・アクチュアリー」など、時代を超えて愛され続けるロマコメに出演してきたコリン。「英国王のスピーチ」ではアカデミー賞を受賞し、オスカー俳優として第一線で活躍を続ける彼がカメオ出演するのは珍しいこと。しかも演じる役はまさかのブリトー屋さんの店主という、これまでに見たことがない役どころだ。この豪華カメオ出演は、どのように実現したのか？
ミラー監督がIndiewireのインタビューで明かしたところによると、事の発端はロマコメ映画にちなんだブリトーのジョークだったそう。このアイデアをプロデューサーたちに伝えると、直接コリンにコンタクトを取ってみるよう後押しされたのだとか。「過去に彼と働いたことがあって連絡先を知っている人がいたから、彼に手紙を書いたの。“あーあ、きっと彼はやってくれないよ”って思ってたのに、やってくれたの。本当に最高よね」
慣れ親しんだラブストーリーながら、予期せぬ展開も満載の「ライ・レーン」。新たな恋や新たな人生に前向きな気持ちになれる本作は、始まりの季節である春にもぴったり。アートを見ているような感覚で楽しめる本作を見れば、明日からの何気ない日常も、刺激的に感じられるかも。
◆文＝KanaKo
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