第37話の後半は、次なる展開の“序章”といった内容となっていた。銭湯の中で2人が話していた中で、話題に上がったのは“稀咲”の存在。東卍から追放された稀咲が今後の鍵を握るのではないか、と。まさしく、その通りだった。稀咲がその時に接触していたのは横浜の“天竺”というグループ。総長の黒川イザナと稀咲は以前からつながりがあったようで、稀咲は天竺を利用して何かを企んでいるようだ。
東卍史上最大にして“最後”の抗争。そのきっかけとなったのは稀咲のその行動で、横浜から渋谷に乗り込んできた天竺のメンバーたちが東卍のメンバーを潰しにかかってきた。溝中五人衆が街中で因縁をふっかけられたり、漫画に感化されたタケミチが横浜に行こうとしている電車で天竺のメンバーと鉢合わせたり、準備もままならないうちにすでに巻き込まれていった。
最初は逃げようとしていたが、千冬を助けるために逃げるのをやめたタケミチ。タケミチ以外の溝中五人衆も加勢し、意気揚々と対決するが多勢に無勢という状況で、あっという間に窮地に立たされてしまう。これまでに“天竺”というグループを聞いたこともなかったタケミチは、なぜ彼らが東卍を目の敵にするのか分からずにいたが、「何がなんだかわかんねぇだろ?」「よう ヒーロー」と言って、天竺の特攻服を着て現れたのが稀咲だった。「“関東事変”を始めようか」という稀咲の言葉で、その抗争の幕が切って落とされた。
放送終了とともにアニメ「天竺編」の制作決定が発表された。タケミチのリベンジは果たせるのだろうか。稀咲も“リベンジ”と呼んでいて、「聖夜決戦編」以上に大きなぶつかり合いになることが予想できる。「天竺編」も見逃せない展開になりそうだ。期待して待ちたい。
◆文=田中隆信
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「東京リベンジャーズ」の他にも「文豪ストレイドッグス 4thシーズン」や「スパイ教室」「もののがたり」など国内アニメを多数ラインアップ
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