今や社会現象と言えるほどの人気となっているアニメ「SPY×FAMILY」。“黄昏”というコードネームの凄腕スパイのロイド・フォージャーが任務遂行のため、偽りの家族を作ることとなったが、娘・アーニャは人の心を読める超能力者、妻・ヨルは殺し屋という個性ありまくりの家族が出来上がった。10月にはテレビ東京ほかでSeason2が始まる予定で、12月22日(金)には映画「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」の公開も決定し、さらに人気が加速しそうだ。そんな本作で主人公・ロイドの声を演じているのは、声優の江口拓也。アーニャ役の種崎敦美、ヨル役の早見沙織もそうだが、キャラクターにピッタリのハマり役と言えるだろう。そこで、声優・江口のこれまでの活動などを改めて振り返ってみたいと思う。
きっかけはラジオ番組
茨城県出身の江口は、高校2年生の時に声優の小野坂昌也と清水香里のラジオ番組を聴いて、“声優”という職業に興味を持つようになったという。高校卒業後、大学へは進学せず、日本工学院専門学校の声優・俳優科に進んだ。両親から反対され、新聞奨学生として専門学校に通ったということからも、その決意の固さがうかがえる。
新聞配達を行いながら専門学校にも通うというハードな毎日を過ごしつつも、2007年、専門学校2年目に、現在の所属事務所である「81プロデュース」が主催した「第1回81オーディション」に応募し、見事合格。81プロデュースの養成所にも通うようになり、さらにハードな日々を送ることとなった。
声優デビューは2008年。OVA「真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝」で、村人の一人を演じた。ガヤ的な感じなので、ちゃんとしたセリフがあるわけではなかったようだ。同じく2008年に放送されたアニメ「ゴルゴ13」では駐車係を演じてセリフもあった。「ライブオン CARDLIVER 翔」では大空ツバメという役名もあり、本人にとっても思い入れの強い作品となっている。
「第六回声優アワード」で新人男優賞
2011年は江口にとって大きなターニングポイントとなった年になった。「GOSICK」の久城一弥役でアニメ作品初主演し、翌年の「第六回声優アワード」で新人男優賞を受賞。他に2011年には木村良平と代永翼と一緒に音楽ユニット“Trignal”を結成、小野友樹と自主企画チーム“Teamゆーたく”を結成している。Trignalは翌2012年にレーベル“Kiramune”からミニアルバム『PARTY』でCDデビューした。
活動の幅を広げながら、2012年には「機動戦士ガンダムAGE」でアセム・アスノ役を、2013年の「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」では主人公・比企谷八幡役を務めるなど、重要な役を多く任されるようになっていった。
「ヴィジュアルプリズン」のサガ・ラトゥール、「鬼滅の刃 無限列車編」の結核の青年、「ギヴン」の梶秋彦、「あんさんぶるスターズ!」の日々樹渉、「アイドリッシュセブン」の六弥ナギなど、いろんな役を演じ、しっかりとキャラの個性を作品の中に残してきた。
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