TEAM NACSの戸次重幸による「TEAM NACS Solo Project 5D2 -FIVE DIMENSIONS II-『幾つの大罪〜How many sins are there?〜』」が、4月15日(土)に東京・EX THEATER ROPPONGIで開幕。初日公演前にゲネプロが行われ、戸次の他、須賀健太、馬場ふみか、前野朋哉、ゆうたろう、濱尾ノリタカ、黒岩司、波岡一喜が取材に応じた。
TEAM NACSの5人がそれぞれ異なる演目で上演
「TEAM NACS Solo Project 5D2 -FIVE DIMENSIONS II-」は、TEAM NACSが2011年に行ったソロプロジェクトの第2弾。森崎博之、安田顕、戸次、大泉洋、音尾琢真の5人それぞれが、表現したい世界を形にし、全く異なる5つの演目を順に上演。5次元=5D、TEAM NACSの多面性を描く。「FIVE DIMENSIONS II」の森崎に次ぐ2番手は、俳優として連続ドラマや映画に引っ張りだこの戸次。新作公演「幾つの大罪〜How many sins are there?〜」で、4年ぶりに作・演出を手掛ける。
物語は、ゴシップ誌記者の大谷唐純(須賀)が編集長・神崎仁美(馬場)から死刑囚の特集を任される。拘置所に集められた6人の死刑囚と取材を進めていくが、囚人たちは一人、また一人と謎の死を遂げていく。困惑する面々は自分たちが集められた真相にたどり着くも、そこには予測不能な結末が待ち受けていた…という、キャスト7人によるダークサスペンスコメディー。
同作で元大学教授の死刑囚・浦洲鳶右衛(うらす とびえもん)を演じる戸次は、4年ぶりの作・演出舞台に臨む心境を「待ってました!という気持ちですね。ようやくこの作品を世に送り出せるということに、無上の喜びを感じております。今回本当に優秀なスタッフさんと豪華なキャストに集まっていただいて、つたないお話を自分で言いますけど名作にしてくれたので(笑)。早く皆様に見ていただきたいという気持ちでいっぱいです」と自信たっぷり。
構想4年の「だいぶ面白い舞台」
リポーターが「あらすじを読んで、“ちょっと”…面白い感じの」と話し始めると、戸次は「だいぶ面白いですよ!」と勢いよく訂正し、取材会場が爆笑に包まれる。さらに「“ちょっと面白い”ってさ…!」と納得いかない様子を見せると、隣にいた須賀らが慌てて「接続詞的な感じですよ」「中身じゃなくて」「前後しちゃった」などとなだめ、戸次も「あ、そういう意味なの?難しいっすね。日本語って」と渋々納得した様子で、チームワークの良いカンパニーであることを印象づけた。
あらためて、いつ頃から構想を練っていたのかを聞かれると「台本を書き上げたのは3年前くらいなので、構想的には4年前くらいですかね」と明かし、キャスティングについては「台本を書き上げて、イメージに合う方々にお声をかけさせていただいたら、皆様二つ返事で引き受けてくださいました。ようやく慣れてきましたけど、最初マネジャーから聞いた時には『うそじゃねえか?』と。騙されてるんじゃないかと(笑)。馬場ふみかが!?マジで?という感じでした」と、想像以上に素晴らしいキャスト陣が集結したことを喜んだ。
アミューズ