1986~1989年にTBSで制作・放送された視聴者参加型のアクション系バラエティ「風雲!たけし城」が、動画配信サービス「Prime Video」で4月21日からAmazon Original番組「風雲!たけし城」(4月21日と28日に4話ずつ配信、全8話)として配信が開始される。配信を記念したワールドプレミアが20日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われ、家老&家臣のバナナマン(設楽統・日村勇紀)、挑戦者たちを全力で応援する“攻撃隊長”の谷隼人と木村昴に加え、狩野英孝、ハリウッドザコシショウ、なすなかにし(那須晃行、中西茂樹)、ちぃたん☆らが出席した。
34年ぶりに帰ってきた伝説の番組
難攻不落の“たけし城”を攻め落とすべく、体を張って数々の難関にチャレンジする応募者の姿がお茶の間の笑いをさらった「風雲!たけし城」。国内で社会現象となっただけでなく、その人気は海外にもおよび、1980年代後半より「Takeshi's Castle」などのタイトルで、アメリカ、イギリス、アジア、オーストラリア、南米など全世界で放送され大ヒットを記録。オリジナル版の放送のほか、現地のキャスト・出場者によるフォーマット版も各国で制作された。今回のAmazon Original版は、よりスケールアップを果たし、選ばれた300人以上の挑戦者たちが、さまざまな仕掛けの施された難関ゲームの突破し、100万円獲得を目指す。
芸人憧れの「たけし城」復活にバナナマン大興奮
イベントでは、約3日かけて制作されたという城のセットに設楽は「規模が違うよね!」と絶賛し、日村も「このまま残しておいてもいいんじゃないの?」と大興奮。コンビ結成当時から、たけし城に強い憧れがあったと言う設楽は「コンビを組んだ時に『将来は“おさむ城”やりたい』と本気で言っていたので関われて本当にうれしい」と声を弾ませた。
撮影は昨年の夏に行われたが、撮影当時の“殿”(ビートたけし)の様子について設楽は「過去にも共演経験はあるんですけど、たけし城の殿として出会うと膝がガクガクする」と言い、続けて「一緒に収録させていただき、ものすごいスピードの爆笑トークをしながら、その間、言えることと言ったら『殿』としか言えない感じ。すごかった迫力が」と回想。撮影中にたけしが「昔を思い出して『これが、たけし城だよな』と言っていた」と明かした。
34年ぶりに復活した同番組だが、前作から攻撃隊長を“続投”した谷は、「34年前の隊長の指揮棒を持ってきた」とオリジナル版で使った指揮棒を持参。指揮棒はゴルフグリップが特徴のひとつだが谷は「たけしさんが、(当時)ゴルフを始めた。プロデューサーと隊長が“癒着”していて、次はゴルフ場のいいところでやろう…とか、そういうフリで、わざわざ作ってくれた」と、“殿”との秘話を告白。
この日は、たけし城の名物ゲーム「竜神池」を、この日限りの特別バージョンで再現。狩野、ハリウッドザコシショウ、ちぃたん☆が立て続けに挑戦するも、敷き詰められた発泡スチロールの池の中に盛大に沈んでいった。