コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介する作品は、漫画家の村上キャンプさんによる『実家の犬エッセイ漫画』だ。
村上さんはBLコミックである『蔑んで下さい、泉川さん』(フロンティアワークス)や『私がオジさんになっても』(双葉社/秋水社)などの作者でもあり、BL系の作品を数多く排出。今回取り上げる『実家の犬エッセイ漫画』はBLではなく趣味で描いたエッセイ漫画で、実家で買っている犬と作者の様子を描いている。2023年2月19日に投稿されると、1万件以上の「いいね!」を獲得し、多く人から注目を集めて話題になったようだ。そんな村上さんに同作を描いた経緯やこだわりなどを伺ってみた。
テンションの爆上がり&爆下がりを繰り返す「犬」
実家からの最寄り駅に到着し、迎えにきた母の車と合流する村上さん。実家で飼っている犬も一緒に乗車しており、村上さんは犬の姿を確認した瞬間に「やった!今日は犬も来てる!」と歓喜。犬の方も村上さんに気づいて、喜びを大爆発させる。
村上さんが乗車すると、村上さんに飛びついては顔を勢いよく舐め続ける犬。「わかった」「わかったから」となだめているのも束の間、犬はキッカケもなく一瞬にしてテンションが落ち着く。村上さんは呆気にとられながらも、「すげえ 急に 気が済むじゃん…」と冷静にツッコミを入れた。
車内では犬の怒涛のベロベロ攻撃は再発せず、実家に到着するまでは至って静かなままの犬。実家に着いてもそのままのテンションかと思いきや、再び村上さんの顔を見た犬はベロベロ攻撃を再開するのだった…。
実家の犬の気まぐれな性格に対し、「このオンとオフの様子がワンちゃんあるあるすぎて共感でしかない」「『もういい』って落ち着く犬がかわいい」といった声が上がっていた。
仕事以外で描く漫画の方が楽しい!?
――「実家の犬エッセイ漫画」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
実家の犬のかわいかったところを描き残しておきたいのと、仕事以外の漫画描くのが単に娯楽なので、酒を飲みつつ楽に漫画を描くのが楽しいからですね。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
犬の「悦び」のすごさ&迫力、「スッ」と冷める瞬間、3D素材の車の3つですかね。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
冷めた犬の顔はうまくいきました。
――ご実家のワンちゃんの喜ぶ姿や「もういい」と呆れる表情がとても愛くるしく拝見しましたが、何か他にご実家のワンちゃんに関するエピソードがあれば、ぜひ教えてください。
散歩中、片思い中の女の子わんこの家の近くに行くと立ち上がって家を覗き込む仕草するのがかわいすぎるんですが、実際その女の子わんこに会うと死ぬほど塩対応されるのがかわいそうだけど、面白かわいいです。
――今後の展望や目標をお教えください。
犬、ギネス載るくらい長生きてほしい…
会える時はとにかく大事に楽しくすごしたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
お読みくださりありがとうございました!
本業のBL漫画もおもろいので、どうぞ遠慮せず読んで下さい^_^