稲森いずみが主演を務めるドラマ「夫婦が壊れるとき」の第4話が、4月28日深夜に放送された。前週の衝撃的な直接対決シーンも記憶に新しいが、今週は不倫相手の妊娠が発覚。どこまでも振り回される陽子(稲森)だったが、ついに夫へ決定的な問答を突きつける。
「夫婦が壊れるとき」とは
「夫婦が壊れるとき」は、2015年と2017年にイギリスで放送された「女医フォスター 夫の情事、私の決断」が原作の壮絶なサスペンスドラマ。2020年に韓国で「夫婦の世界」というタイトルでリメイクされた際は、韓国ケーブルドラマ史上最高となる視聴率28.4%という大記録を達成した。誰が敵で誰が味方なのかわからない疑心暗鬼にかられながら、ヒロイン・陽子は自分を裏切った人々へ壮絶な復讐をおこなっていく…。
日本オリジナル版となる同作でヒロイン・真壁陽子を演じるのは、幅広い役柄で演技力を評価されてきた稲森。映像制作会社を経営している夫・真壁昂太を吉沢悠が、2人の間に割り込む不倫相手・佐倉理央は優希美青が務める。
不倫相手の理央に妊娠が発覚…
前週ラストで、大胆にも陽子の職場へ直接乗り込んできた理央。待っていた患者を後に回してまで理央を診ることにした陽子だが、問診や採血の間も目に敵意が隠せない。ただそれは理央も同様で、にらむような強い視線で陽子を見つめていた。
血液検査と尿検査をおこなった陽子が見たのは、理央の妊娠反応検査キット。結果は陽性で、彼女が妊娠していることが明らかになった。ショックを隠したまま「避妊はしていないのね」「相手が結婚してるって、面倒ね」と意趣返しをする陽子。しかし理央は特に反論せず、「もういいですか?あとは産婦人科の先生と話しますので」と冷たく言って診察室を後にする。
待たせていた患者の簡単な診察を終えて戻った陽子の診察室を訪れた相沢佳奈子(内田慈)。婦人科医である彼女は、妊娠を知った理央が中絶手術の手続きを進めていたことを明かす。「その程度の付き合いってことよ」と陽子をなだめる言葉を並べて、これですべて元通りになっていくと希望的な未来を示した。
場面は変わり、理央の自室。怒りにまかせてバッグをソファに投げつけた理央だったが、落ち着いて机の前に座ると、そっと引き出しを開ける。中には妊娠検査キットが入っており、そこには陽性の反応を示す線が…。何かを決めた様子の強い眼差しが鏡越しに光る。