韓国で人気を集め、日本でも評価の高いメディカルヒューマンドラマのシリーズ第3弾「浪漫ドクター キム・サブ3」が4月よりスタート。主演の“キム・サブ”こと、気難しい名医・プ・ヨンジュを演じるハン・ソッキュは日本での韓流ブームの先駆けとなった大ヒット映画「シュリ」(日本では2000年公開)で主演を務めた大ベテラン俳優だ。「シュリ」から約20年、今も第一線で活躍するハン・ソッキュを解説。
「年老いて演技ができなくなった時、『キム・サブ』を思い出すだろう」
「浪漫ドクター キム・サブ」は、地方の小さな病院を舞台に、成功率97%のゴッドハンドを持つ外科医、キム・サブを中心にした人間模様を描く韓国のメディカルヒューマンドラマ。2016年のS1、2020年のS2共に、韓国で最高視聴率27%超、「2016 SBS演技大賞」の他、数々の賞も受賞している。3年ぶりの最新作S3は、日本ではディズニープラス「スター」にて毎週金・土に新エピソードが追加されて配信中だ。
「キム・サブ」は当初シリーズ化は考えられていなかったが、視聴者の熱い支持によってS3まで続編が製作されている。ハン・ソッキュも、こんなに長く1つの役を演じるのは初めてで「いつか(歳をとって)演技できなくなった時、『キム・サブ』を撮った時をたくさん思い出すだろう。この時間は私の人生で幸運な時間だ」と製作発表で語り、共演者たちにも感謝を伝えていた。
「キム・サブは私の人生観と価値観が込められている人物」
ハン・ソッキュ演じるプ・ヨンジュは、韓国で唯一、一般外科、心臓胸部外科、救急医学、と3つの免許を持つ天才外科医。ソウルの一流大学病院で働いていたが、ある事情で病院を追われ、現在は地方の小さな“トルダム医院”で“キム・サブ”と名乗って、連日運び込まれてくる急患を治療している。
キム・サブの信念は「何としても患者を救う」。その為ならルールやセオリーを無視することも。名声や報酬にも全く興味が無い人物だ。若い医師たちは、そんな彼に、時には反発しながらも大きな影響を受けて成長していく。
ハン・ソッキュは、どんな役柄を演じる時も、そのキャラクターの中にある自分と同じ部分を見つけて、そこから膨らませるのだが、キム・サブについては役作りの苦労は無かったそう。「私自身の性格や特徴などを土台にして、簡単に接近できる人物だった」と語っている。
そして、「完成型ではなく、絶えず自責し鍛練する人物」とキム・サブを説明し、「私の人生観と価値観が多く込められている人物です。キム・サブを通じて、個人ハン・ソッキュが学んだ点も多い」と愛情を表わした。
共演の後輩俳優たちから絶大なリスペクト
また、役柄と同様にハン・ソッキュ自身も、共演の若手俳優たちに大きな影響を与え慕われている。外科医・ウジン役のアン・ヒョソプは「僕の演技人生において恩人のような方」と言い、看護師・ウンタク役のキム・ミンジェも「どんな気持ちを表現しても足りないほど感動的な先輩で、“僕もあんな先輩にならなければ”と思います」と心酔。
ハン・ソッキュは、いつも後輩たちに「変わりないか?」と声をかけて気遣う。「良い環境で成長してほしい」「後輩たちが演技人生で悩んだ時に役に立つ人でありたい」との考えで、それぞれの生い立ちや俳優になったきっかけなどを聞いたり、雑談をしたりして彼らを知ろうとしているようだ。
「新人俳優のようにいつも研究して学ぼうとしている」「いつも先に現場に来て、演技について悩んでいる」後輩から語られるハン・ソッキュは、常にリスペクトの対象だ。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/dr-romantic
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