東京編の見どころは「夢にまい進する万太郎」と「万太郎&寿恵子の恋愛模様」
――第6週からスタートする東京編の見どころを教えてください。
東京編もとても豪華なキャストの皆さんがそろっています。そして、万太郎が新たなステージに進みます。今までは高知の酒蔵の御曹司として守られたお城の中にいたプリンスが、市井の人たちと出会って世間の波にもまれ、いろいろ経験していくところが見どころですね。
植物学という夢に向かってまい進する万太郎の物語がひとつ。それと並行して走るのが、浜辺美波さん演じる寿恵子との恋愛模様。この二本柱が東京編の見どころになるかと思います。
――注目してもらいたいキャラクターはいますか?
ヒロインの寿恵子が本格登場するのがまず一番ではないでしょうか。そして、万太郎が下宿することになる長屋の面々として個性豊かなキャラクターが登場し、とても魅力的なチームワークを見せてくれています。
あとは、植物学への道を突き進む万太郎にとって大きな壁として立ちはだかるのが、東京大学植物学教室の教授である田邊を演じる要潤さん。田邊教授とのライバル対決も見どころです。
浜辺美波の魅力は「すごく大人で懐が深いところ」
――東京編より本格登場する寿恵子を演じる浜辺美波さんの魅力はどんなところでしょう?
お若いですが、すごく大人で懐が深いんです。底知れぬ魅力がありますよね。
彼女のキャスティング理由として話したことがありますが、寿恵子は万太郎よりも年下という設定なので、神木さんのお芝居を受けて立てる若手の俳優と思った時、浜辺さん以外考えられませんでした。
今後、夫婦関係はどんどん寿恵子が万太郎を尻に敷く感じになっていくのですが、浜辺さん演じる寿恵子は懐が深く頼もしくて、でもかわいらしさもある女性。そんなキャラクターそこをしっかり表現してくださっています。
そして、寿恵子は少しオタクっぽいキャラクターをしているんです。彼女は里見八犬伝が愛読書で、その世界に没頭したいと考えているオタク。植物オタクの万太郎と彼女のオタク気質が共鳴し、恋愛に発展していくことになります。その癖の強さも表現していただいていて、神木くんはもちろん、浜辺さんの芝居も目が離せないと思います。