声優の仲村宗悟、笠間淳、神尾晋一郎、木村昴、三宅健太が5月7日、都内で行われた「『THE FIRST SLAM DUNK』声優トークイベント上映会 COURT SIDE in THEATEER」に参加した。
宮城リョータ役の仲村、三井寿役の笠間、流川楓役の神尾、桜木花道役の木村、赤木剛憲役の三宅の湘北メンバー5人がそろうのは映画公開後初であり、本イベントの模様は生中継で配信も行われた。
キャストの選ぶ一番好きなシーン
同イベントは、バスケットボール好きで知られる田村裕(麒麟)がMCを担当。「3日前に急に言われたんですけど、スケジュール空いてました!(笑) 僕もこの映画を何回も見たし、何回も泣きましたし、このような機会をいただけて大変光栄です」と語った。
また、会場にいる観客から「皆さんの一番好きなシーンは?」と質問され、仲村は「リョータがお母さんに『怖かった』と言ったシーン。今までは強がってばかりで言えなかったようなことを最後にようやく家族に打ち明けることができた、砂浜のシーンはとてもグッとくるし、感動しました」と返答。
さらに、神尾が「冒頭に山王が階段の上から降りてくるシーンが心に残っています。初めて見た時にあそこで一回泣いてしまいました」と明かすと、続けて三宅が「河田は怖かった」と続けた。
声優冥利に尽きる体験
さらに、「この映画に出合って一番印象的なだったことは?」と聞かれると、笠間は「やっぱり井上先生に初めて会った時ですね」と答え、他のキャストも皆一様に頷く。「あのスラムダンクを生み出した方が目の前にいらっしゃる、しかもとても気さくに接してくださることに本当に感動しました」と、作者の井上雄彦氏とのエピソードを語った。
木村は「収録が終わった時に、井上先生から『一緒に二人三脚で桜木花道を作っていけてとても楽しかったです』と言っていただいたことがとても印象的でした。こちらから提案したことにも『面白い』と言ってくださったり、とても声優冥利に尽きる体験でした」と振り返った。
イベント終盤には本作の主題歌を務めた10-FEETの特別パフォーマンス映像も公開され、会場を盛り上げた。
最後に、ファンに向けて仲村は「宮城リョータを演じられて本当に幸せ者だし、湘北メンバー5人とこのような機会をいただけたこともうれしかったです。本当にありがとうございました」とあいさつし、イベントを締めくくった。
2022年12月3日より公開した同映画は、5月6日時点で動員人数966万人、国内興行収入は138億円を突破。さらに、4月20日から中国での上映も開始され、現在もなお世界的に大きな盛り上がりを見せている。