俳優の奥平大兼が5月17日、都内で行われた映画「君は放課後インソムニア」(6月23日公開)の完成披露上映会に、ダブル主演の森七菜、共演の上村海成、安斉星来、永瀬莉子、川崎帆々花、メガホンをとった池田千尋監督とともに登壇した。
映画「君は放課後インソムニア」の完成に喜び
2019年より「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて好評連載中の同名漫画を実写映画化した本作。誰にも打ち明けていなかった不眠症という共通の悩みを持つ女子高生・曲伊咲(森)と男子高生・中見丸太(奥平)が、休部中の天文部を復活させるため、周りの人たちの温かいサポートを受けながら一歩ずつ歩みを進め、次第に絆を深めていく姿を描く。
ついに本作が初お披露目される心境を聞かれた奥平は「“やっとか”という気持ちもあるんですけど、見ていただくということに対してちょっと恥ずかしいなというか、でもやっと見ていただけるのは嬉しいです」と複雑な心境を明かしつつ、「作品でいうと今はアニメも放送されていて、単行本も12巻が出ていて、生活の周りに君ソムが近い日々が続いているなと思っていて、それだけみなさんに君ソムを見ていただける時間が増えているのかなと思うとすごくいいなって思いますね」と笑顔で語った。
撮影エピソードを明かす
また、撮影エピソードを聞かれた川崎が「映画の撮影が初めてだし、みんなのことを知っていたので毎日緊張していたんですけど、一緒にゲームをしたり、撮影が終わって七菜ちゃんとアイスを買いに行ったり、撮影じゃないところでも仲よくしてくれたのが嬉しかったです」と感謝すると、奥平は「なんかしりとりでめちゃくちゃ笑ったのを覚えてるんですけど、しりとりで笑えるって幸せですよねえ」としみじみと回顧しつつ、「それ以外も(ゲームを)やったらしいんですけど、あまり覚えていなくて…」と遠くを見つめた。
イベントでは、劇中で丸太がカメラにハマっていくことにちなみ、自身が今ハマっているものを発表する企画も行われ、“鯨の鳴き声”にハマっていることを明かした奥平は「最近、海の生物にハマっていて、シャチがめっちゃかわいいなと思って、水族館の動画をめちゃくちゃ見ていたら、その関連でクジラが出てきたんですけど、クジラの鳴き声って聞いたことありますか?」と観客に投げかけ、「変な鳴き声をするんですけどそれがめっちゃ落ち着くんですよね。不気味なんですけど聞いていると海に沈んでいる感覚になれて、それこそ寝られないときに聞いてるんですよ。オススメなのでぜひ聞いてみてください」とアピールした。
※「川﨑帆々花」の「崎」は、正しくは「たつさき」
◆取材・文=風間直人