「この作品が誰かの深いところに刺さって、バイブルのような存在になれたらうれしい」
――改めて、この作品を通じて視聴者にどのようなメッセージを届けたいですか?
高橋:このドラマに携わるまでは、オードリーさんや南海キャンディーズさんの面白さは神からもらった才能なんだろうなと思っていたのですが、若林さんや山里さんの過去を知り、すごくいろいろな経験をして、努力をされてきた方々だということが分かりました。悔しい思いをして、そこから頑張って一つひとつ乗り越えていったからこそ今があると思うので、一生懸命に生きる希望を伝えたいですし、皆さんが自分と向き合うきっかけになればいいなと思います。また、この作品が誰かの深いところに刺さって、バイブルのような存在になれたらうれしいです。
森本:めちゃめちゃいいこと言うじゃん!(笑) 僕は、このドラマで「当時の山ちゃんってこういう嫌な感じだったな…」っていう気持ちを抱かせたいんです。と言うのも、当時の山里さんのキャラクターの「気持ち悪い」や「嫌なやつ」という思いは、今の山里さんには抱かないじゃないですか。当時、皆さんが感じていた気持ちを引っ張り出すことができたら、山里さんを演じた結果として“花丸”だと思うので、どれだけその気持ちを引っ張り出せるかに懸けています。
※高橋海人の「高」は正しくは「はしご高」