東方神起のユンホ(チョン・ユンホ)が出演しているドラマ「私たちの人生レース」が5月10日から日本でも配信スタートした。今作は仕事と恋に奮闘する主人公のサクセスストーリーで、ユンホは広告代理店を経営する爽やかな青年実業家を演じている。ユンホにとっては6年ぶりのドラマ出演となり、キャスト発表時点から注目を集めた。そこで今回は彼の経歴や出演作、人柄を紹介する。
苦労の末に東方神起としてデビューし、国内外でスターに
ユンホが東方神起として、韓国でデビューしたのは2004年のこと。小学校時代にダンスと出会ったユンホは2000年、14歳のときにSMエンタテインメントの練習生となった。しかし、両親は芸能活動をよく思っていなかったため、レッスンを続けるためにアルバイトをしたこともあったが、苦労しながら練習を重ねてダンスの腕を高め、そのダンスで両親を説得したという。覚悟を決めたら、とことんやり抜く性格は生来のものらしい。そういった真面目で真っすぐな性格もあってか、ユンホはリーダーに任命された。
2004年にデビューしてからの東方神起の快進撃は、多くの人が知るところだろう。翌年には日本デビューし、2006年には韓国で最もキャパ数の多いソウルのオリンピック体操競技場(現:KSPO DOME)で単独ライブを行い、同年のゴールデンディスクアワードやMnet ASIAN MUSIC AWARDS(MAMA)やソウル歌謡大賞など、韓国の主要音楽賞を制覇。2007年には日本でもアリーナツアーを実施し、続いて台湾やマレーシア、タイ、中国を巡るアジアツアーも成功させた。2008年には「第59回NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)に初出場し、2009年には東京ドーム2日連続公演、2年連続の“紅白”出場。日本でもスターダムを駆け上っていたまさにそのとき、メンバー3人と事務所が決裂。結果的に東方神起はリーダーのユンホと末っ子のチャンミン2人だけとなった。
俳優デビューし、ヒットドラマで主人公のライバル役を好演
くしくもグループが危機に陥ったのと同時期に、ユンホは俳優業に乗り出していく。2009年、MBCの水木ミニシリーズ「No Limit〜地面にヘディング〜」で俳優デビューし、周囲を振り回す熱血スポーツマン役で主演。その後、SUPER JUNIORのチェ・シウォン演じる主人公のライバル役で友情出演した「ポセイドン」(2011年)などを経て、2013年にはクォン・サンウ主演の復讐(ふくしゅう)サスペンス「野王〜愛と欲望の果て〜」に、主要キャストの1人として出演。ヒロインに利用される純粋な御曹司を好演し、彼の代表作の一つになった。
続いて出演したファンタジー時代劇「夜警日誌」(2014年)では王直属の武官役で、アクションにも挑戦。合気道とテコンドー仕込みの体幹の強さで、序盤から華麗な回し蹴りを披露している。いずれの役でも共通しているのは、正義感が強く、真っすぐなキャラクターであること。デビュー間もない頃、バラエティー番組のドッキリでファンがスリの濡れ衣を掛けられそうになった際、とっさにその子をかばうなど、ユンホの純粋で真っすぐな性格は昔から有名で、ユンホはいつしか理想的な男性を指す“男神”と呼ばれるようになった。そういった素顔が役に反映されているのかもしれない。
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