コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。TwitterやInstagramなどで、自分や家族に起きた日常のできごとをマンガにしているごぼふくさん。2人の娘さんは、小さい子ならではの感性や視点で大人にも大きな気づきを与えてくれる。今回紹介するのは、そんなごぼふくさん一家に起こったある夜のできごと「寝起きの長女の話」。長女ちゃんがある日の夜中、「絶対ひとじゃない」なにかに出会ったというのだ。
「ベタベタッ…ベタベタッ…」怪しげな音を立てて廊下を走る影…
ある日のこと、長女ちゃんが起き抜けに「お母さん…怖がらないで聞いてくれる?」と青ざめた顔でポツリ。あまりの深刻な表情に、ごぼふくさんの表情も自然と青ざめてしまう。怖がりな次女ちゃんに気を使って、次女ちゃんが起きる前に聞いてもらおうとする姿は真剣そのもの…。
グッと手を握りながら「ど、どうしたんだい?」と続きを促したごぼふくさん。長女ちゃんがいうには、怪しいできごとがおきたのはごぼふくさんが2階の寝室で娘たちを寝かしつけたあと、1階に降りたあとのことらしい。
ごぼふくさんが下に降りてしばらくすると、廊下のあたりをなにかが歩いている音がしたそうだ。当然家にいる母の歩く音かと思いきや、先回りして「お母さんじゃないんだよ!」と強く否定する長女ちゃん。「お母さんはいつもスリッパでパタパタ―って感じだけど…それはね…」「ベタベタッ…ベタベタッ…って感じなの…」と怪しい物音について詳しく説明した。
思い出すだけでも恐ろしいのか、「絶対ひとじゃないよ」と震える長女ちゃん。いつしか震えが伝染していたごぼふくさんだったが、「ベタベタッ…」という物音には覚えがあるようで…。
展開の巧妙さとオチには、SNSで「知らないで聴いたらこれは怖いよね!肩震わせて笑いました」「子どもを寝かしつけている時だったのに声上げて笑っちゃった。早く正体を知らせてあげて…」といったコメントが相次いだ。その正体と今後の対策について、ごぼふくさんに話を聞かせてもらった。
実際に見せて納得してもらったという“音”の正体
――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
私の行いで怖がらせてしまった事を反省も込めて描きました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
四足歩行の姿を描くのが難しく何度も自撮りして描いたところです。
怖がる長女も可愛く描けてたと自賛しています。
――今回の作品中では語られていませんが、四足歩行していたワケを教えてください。
運動不足解消とあわよくば痩せられればいいな…とやっていました。
――いまは娘さんの前でおこなっているということですが、「実はお母さんなんだ」と話した時の反応はいかがでしたか。
「違うと思う。お母さんじゃない」という感じで、実際見せて納得してたと思います。
――ちなみに四足歩行のエクササイズについて、効果のほどはいかがでしょうか。
継続していれば効果があったと思います。なかなか続けられないもので……
――今後の展望や目標をお教えください。
描きたい話のストックを消化しつつ、面白いと感じた日常のエピソードを淡々と描き続けていきたいと思います。またフォロワーさんからいただいた話を描くのも楽しいので続けたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
息抜きの場の一つになったらいいなぁと思ってます。