「コップのフチ子」で一躍時の人となった、漫画家でありクリエーターでもあるタナカカツキの同名漫画を実写映画化した「逆光の頃」が、7月8日(土)より東京・新宿シネマカリテほか全国公開。
古都・京都の美しい街並みを背景に、日常と非日常、夢と現実を行き来する男子高校生の“ゆらめき”と“きらめき”を鮮やかに映し出していく。
「トリガール!」(9月1日[金]公開)や「散歩する侵略者」(9月9日[土]公開)など、今後も出演作がめじろ押しの高杉真宙が主人公の高校生・孝豊を好演!
今回高杉にインタビューを行い、自身が演じたキャラクターへの思いや京都での撮影秘話、学生時代の楽しいエピソードなどを語ってもらった。
――本作のメガホンを取った小林啓一監督とは「ぼんとリンちゃん」(2014年)以来、3年ぶりのタッグですね。
そうなんです。撮影は昨年だったんですけど、相変わらず難しいと言いますか、大変でした。
もしかしたら「ぼんとリンちゃん」の時より苦労したかもしれません。あの頃から3、4年たって、僕自身いろいろな作品をやらせてもらって、年齢とともに成長できていたらいいなって思っていたんです。
成長したところを見せられたらいいなと。でも、小林監督の演出はやっぱり独特で…。まずは、監督ならではの演出に慣れるというか、思い出すことから始めました。
――監督からはどんなことを求められましたか?
ナチュラルであることを求められました。「セリフを言います」「これから振り返ります」といった感じの、機械的な芝居をしないでほしいと。自然な動きって、ホントに難しいんです。
だから、自分でも納得いかないと思った部分があった時は、何度も初めからやらせていただきました。その時間はすごく楽しかったですね、大変でしたけど(笑)。
――演技をするということが不自然なことですもんね。
それを自然に、当たり前のようにできたらいいなという思いはあります。「やってますよ」っていうところを見せない芝居。とはいえ、俳優は“見せる”仕事でもあると思うので、そのバランスが難しいです。毎回終わるたびに、小林監督とはまたご一緒したいなと思っています。
そして、今度こそは悩まないようにできたらいいなって。でも、悩めることが幸せだったりもするので、きっと同じように苦労するんでしょうね(笑)。
7月8日(土) 東京・新宿シネマカリテほか全国公開
【HP】http://gyakko.com/
(C)タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
■とっておきの変顔付き! 高杉真宙動画コメント(※ボリューム大きめでお楽しみください♪)