「俺が気になるのはちせの気持ちだけ」
一方、最終回では、女子メンバーのなかに潜んでいた、なぎさ以外のもうひとりの「“嘘つき”オオカミちゃん」の存在が、韓国ドラマなどにも出演経験があり、現地でも人気の韓国人インフルエンサーのちせだったことも明らかになった。
第1話から、一途にちせを想い続けてきた俳優の夏生大湖(おみ)は、“オオカミちゃん”の着ぐるみ姿のちせの前に立つと、「ちせと出会った時、目を見て、すごくかわいいなと思いました。それからもずっとずっと、毎日、毎日、ちせのこと考えて、つらいことも楽しいことも全部、すごくいい思い出でした」とちせと過ごした日々を回想し、「今日まで考えてきたちせのこと、これからもずっと大好きです」と告白するが、ちせが持っていた赤い風船は空に放たれ、彼女が“オオカミちゃん”だったことが判明する。さらに、去り際に手渡されたちせがおみに宛てた手紙のなかで、おみが「花束ルール」を使用して、ちせの正体を尋ねたことにより、中間告白直後の時点から、おみがちせの正体を知っていたことも明らかになった。ちせが“オオカミちゃん”だと知っても、おみは動揺するそぶりを一切見せずに「答えがどうであれ、俺には正直、関係ない話なの。俺が気になるのは、ちせの気持ちだけ」とおだやかに語りかけ、「俺は、ちせに対する想いは変わらないからって言ったじゃん。最後の最後まで、そのこと忘れて楽しく笑おうよ」とはげましていたのだった。
そのちせの手紙のなかには、「自分が背負っているものをいちばん好きな人に背負わせてしまったこと、本当に後悔しています」とおみへの罪悪感とともに、「私が何度も負けそうになった時、いつも手をさしのべてくれて、手をつないでくれてありがとう。その手に、いっぱいいっぱい救われました。私の苦しみを肩代わりして、最後まで隣にいてくれてありがとう」とたくさんの感謝の言葉がつづられていた。“オオカミちゃん”の重責を背負ったちせに恋をし、その想いがかなわないことを知りながらも、おみは寄りそい続けていたのだった。
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「花束とオオカミちゃんには騙されない」
毎週日曜夜10:00-10:45、ABEMA SPECIALチャンネルにて放送▼【5月21日放送 #12(最終話)】を見る
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