品川ヒロシが自身の青春時代をベースに綴った小説「ドロップ」。2009年に自ら監督・脚本を務めて映画化し、同時期に連載開始となった漫画版は、累計発行部数900万部を超えるなど、長年多くのファンに愛されている作品だ。今回、映画版同様に品川が監督・脚本を務め連続ドラマ化した「ドロップ」が、6月2日(金)夜11時よりWOWOWにて放送・配信される。不良漫画に強い憧れを抱き、不良になるため私立から公立中学校に転校した主人公で、品川本人をモデルにしたキャラクター・信濃川ヒロシを演じるのは、さまざまな映画やドラマへの出演が続く若手俳優・細田佳央太。原作同様に髪を赤く染め、ヤンキー役に初挑戦した彼に、本作へ寄せる思いを聞いた。
細田佳央太、初のヤンキー役は「不安が大きかった」
――出演が決定した際の率直なご感想をお聞かせください。
うれしかったと同時に、不安はやっぱりありましたね。初のヤンキー役という、今まで自分がやってこなかったジャンルでの作品のオファーだったので、“果たして自分にできるのか”という不安がありました。
――台本を読まれた第一印象はいかがでしたか?
逆に安心しました。主人公の信濃川ヒロシは、ヤンキーに憧れてヤンキーの世界に入っていく男の子だったので、最初からヤンキーじゃない。だから僕も徐々に周りに触発されながら、ヤンキーになっていけばいいかなと考えることができました。
ただ一方で、せりふのテンポ感がすごく大事だなと感じたので、そこは神経すり減らしてでもよく考えないといけないなと思いました。
「ヒロシは受け流すのが上手い」主人公との共通点とは
――ヒロシは人の懐に入るのが上手いキャラクターですよね。
ヒロシは受け流すのが上手いですね。周りのことがよく見えていますし、気をそらすことや、自分が“まずい”となった時のごまかし方が上手だなって思います。
――ヒロシは“けんかしないで良いならそっちの方がいいよ”という処世術を身につけている印象ですが、ヒロシと細田さんの共通点はありますか?
僕との共通点はまさしくそこですね。血がダメなので、けんかしないで良いならしたくないです。また僕自身頑固で。これは本当に良くないんですけど、自分が言ったことがたとえ間違っていたとしても、いろいろ言い換えてかわすことがありまして…(笑)。そういったところはある種、ヒロシと似ているのかなと思います。
WOWOWにて6月2日(金)夜11時放送・配信スタート(全10話)
第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】
出演:細田佳央太 板垣瑞生
森永悠希 林カラス 大友一生 田鍋梨々花 中村里帆
佐津川愛美 SWAY(DOBERMAN INFINITY/劇団EXILE) / 佐田正樹(バッドボーイズ)
金城碧海(JO1) / 波岡一喜
三浦誠己 深水元基 ほか