コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、創作漫画「会社の推しに推されてた話」をピックアップ。
作者である藍澤さつきさんが3月3日にTwitterに本作を投稿したところ、7,300を超える「いいね」が寄せられ反響を呼んでいる。本記事では「警察3兄弟は不良少女に甘すぎる」と「平凡な私の獣騎士団もふもふライフ」を連載中の藍澤さつきさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
社内に推しがいる女性の恋の行方は?
主人公の女性・春岡は社内の「推し」を仕事のモチベーションにしている。彼が近くに来るだけでもキュンキュンしてしまう。
彼女の推しは高木という営業マン。イケメンなのに加え、無愛想な表情と丁寧な口調のギャップが女性社員からの人気を得ている。しかも春岡がどハマりしているという乙女ゲームの推しキャラに高木がそっくりなこともあり、彼に惹かれている。
仕事は大変だったが、推しである高木がいる職場を離れるわけにはいかない。頼まれた仕事を一通り終えた春岡は、休憩中に高木と数人の男性社員が談笑しているところを通りかかる。そこで偶然、他の男性社員から「高木の推しは誰なんだよ?」と問われる場面に遭遇してしまう…。
「胸キュンは人生を豊かに」作者・藍澤さつきさんの漫画へのこだわり
――「会社の推しに推されてた話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
今まで会社員が主人公のお話を描いたことがなかったので、ずっと描きたいと思っていました。私も会社員をしていた時期があって、当時先輩たちと飲み会などで「社内で誰が推し?」という話をよくしていたのを 思い出して描きました。推しの話って盛り上がるし楽しかったので。私も推しの社員がいて、その方のかっこよかったところなどを思い出して高木さんのキャラのベースにしています。
――「会社の推しに推されてた話」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
「推し」である高木さんに対する主人公の反応です!声が聞こえたら即座に反応しちゃったり、近くに顔があったら合掌しちゃったり…推しを見たらこうなっちゃうよね、わかるーと思っていただけるように主人公には素直な反応をしてもらっています。
――「会社の推しに推されてた話」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ラストの高木さんの「推しって好みのタイプってことでしょ?」というセリフが気に入ってます。2人の「推し」に対する解釈違いのおかげでつきあうことになるのって萌えだな、と思ったので。
――「警察3兄弟は不良少女に甘すぎる」や「平凡な私の獣騎士団もふもふライフ」など、読者がキュンキュンするような作品を多く描いていらっしゃいますが、理由やこだわりがあればお教えください。
胸キュンは人生を豊かにしてくれると思っているので(笑)読んでくださる方には現実を忘れてキュンキュンしていただきたいです。お話づくりではキャラのかっこよさやいいところが読者様に伝わるように、セリフだけでなく行動で示すようにしています。作画では表情に一番こだわっています。
正直私は絵が上手いほうではないので、描いている絵に自信が持てないことも多いのですが、感情を乗せた表情だけは自信持って描くぞ!と思いながら毎回作画をしています。
――今後の展望や目標をお教えください。
今後の目標は画力を磨いてキュンキュンにもっと説得力を持たせたいです。漫画を描くことが大好きなので、可能な限り長い間活動して、たくさんの作品を生み出していきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
読んだあとに楽しかった、読んでよかったと思っていただけるような作品をお届けできるよう全力で描いていきます。読者様の推し作家になれるようがんばります!