一面の花畑で海外気分
到着したハウステンボスでは、まっさきに「いやあついにこの番組も予算ができまして…海外でロケができることになりましてね」と小ボケをかます小田井。しかし石畳が敷き詰められた通りと花壇にマリーゴールドの咲き乱れるハウステンボスは、たしかに見渡す限り国内とは思えぬ異国情緒にあふれている。
今回宿泊するのは、ハウステンボスのなかでも最上級の宿。なんとチェックインのために、運河を専用クルーザーで移動するという。海に繋がる全長6kmの運河をクルーザーで移動する演出に、「園内なのに園内じゃないかのように、海を渡っていくという…」と見事なおもてなしをほめちぎる小田井だった。
水の都を彷彿とさせる約15分のクルーザー移動を経て、ホテルへ到着。ハウステンボスにある5つのホテルのなかでもトップの宿「ホテルヨーロッパ」は、ロビーにも花のアートが並んでいる。シーズンごとに内容が変わるということだが、中心には小田井の身体がまるまる隠れるほどの大きさ。さらに時間ごとにコンサートもおこなわれるなど、日常を忘れられる工夫が随所に凝らされている。
アイボリーの豪奢な廊下を抜けて小田井が案内された部屋は、花柄を基調とした「ヨーロッパデザイナーズルーム」。部屋の扉を開けた瞬間に香りから違うらしく、洗練された家具のデザインや窓からの景色に感嘆の溜息が止まらない。
部屋に備えられた螺旋階段を使って2階に上がると、壁紙・ベッドカバー・ベッドランプまでクラシカルな花のモチーフで統一されたベッドルームが。あまりの美しい部屋の様相に気後れしたのか、小田井をして「大丈夫?俺が泊まってココ…」と心配するほどだった。
園内も見どころ盛りだくさん
もちろんハウステンボスの入場パスポートを購入することで、園内にある40以上のアトラクションやショーを満喫することも可能。特に2023年春にオープンした「ハウステンボス歌劇大劇場」は、迫力のステージを楽しめることうけあいだ。時間ごとに各チームによる演目がおこなわれ、なかには誕生日の人にバースデーソングを贈るというサービスもある様子。しかしそれを聞いた小田井はにっこりと笑い、「ほぼやってること純烈と一緒」などと親近感を覚えたようだ。
公演後の劇場を見学させてもらった小田井は、「大劇場」という名前に相応しい広々とした客席に驚きを示す。色々なステージに立っている経験を思い返しても、「贅沢やわ」と感動していた。約1000もの観客席を誇る同劇場の中心に立った小田井は、声の響きを確認してから「長崎は今日も雨だった」をしっとりと熱唱。美しい歌声は、劇団の関係者が思わず覗きに来るほど劇場に響いた。
その後は園内のレストラン「ロード・レーウ」で佐世保名物・レモンステーキをいただく小田井。同店は重厚なヨーロッパ建築を模した内装も楽しめるが、天気が良い日はテラスでの食事もOKだ。レモンステーキとは、戦後駐留軍が多くいた佐世保の飲食店が試行錯誤の末に生み出したメニュー。薄切りのサーロインをアツアツの鉄板に乗せ、特製のレモンソースで仕上げている。
さっそく口にした小田井は、「うまいねー!」と満面の笑み。同店のステーキは醤油で香ばしさを足しているようだが、レモンの酸味と見事に調和しているという。ハウステンボス特製のソースにはレモン70個分の果汁が使われているといい、醤油ベースのため日本人の好みにもピッタリ。ステーキに添えられたオニオンソースとご飯を合わせて、「三種の神器ですこれはホントに…」と真顔で締める小田井だった。
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