![耳かき専門店にやってきた保育士・女性の発言が胸に響く…](https://thetv.jp/i/nw/1140073/11817845.jpg?w=1284)
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、Twitterにオリジナル漫画を投稿している森民つかささんの『漫画家志望が耳かき専門店で働いてみた話②』だ。
同作は3月8日に公開されたエッセイ漫画で、森民さんが実際に「耳かき専門店」で働いていた時のエピソードが描かれている。2話目なのにも関わらず約5000件の「いいね!」を獲得し、読者からは「良い話でほっこりする」といった好評の声が続出。この記事では森民さんにインタビューをおこない、創作の経緯などを語ってもらった。
失敗が続いても前向きになれる女性客の言葉が刺さる
![『漫画家志望が耳かき専門店で働いてみた話②』(14/19)](https://thetv.jp/i/nw/1140073/11817859.jpg?w=1284)
日曜日の夕方、とある女性客が耳かき専門店にやってくる。初めての利用の女性客は緊張しながらも森民さんの接客によって、「保育士で連日忙しい」「初めてで緊張している」と胸の内を明かす。
会話が一段落した後に耳かきが始まり、森民さんは「お店は何をキッカケに知って下さったんです?」と女性客に質問。“キッカケはYouTubeに投稿された動画”という返答をキッカケに、女性客は仕事のストレスから不眠症になってしまったことを打ち明ける。
しかしYouTubeで見つけた“耳そうじをしている動画”を寝ながら聴くようになってから“寝落ち”する日が増えていったという女性客。さらに“耳アカ事情”についての話に花を咲かせつつ、森民さんは仕上げの手や肩のマッサージを進めていく。
その時に保育士で多忙な女性客は、「いつかもし私も現実に耐えかねてやめちゃったとしても… 子どもが大好きな気持ちは忘れたくない」という言葉をもらす。耳かき専門店で働く傍ら、漫画を描いている森民さんは彼女の発言によって、失敗が続いている漫画家の活動を前向きに捉えるのだった。
女性客と森民さんのエピソードに対し、Twitter上では「胸がジンと温まる…」「良い話で涙が出そうになった」などの反響が上がっていた。
「お客さまの寝顔シーンが1番のお気に入り」作者・森民さんが語る創作秘話
![『漫画家志望が耳かき専門店で働いてみた話②』(4/19)](https://thetv.jp/i/nw/1140073/11817849.jpg?w=1284)
――「漫画家志望が耳かき専門店で働いてみた話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
当時の担当編集者さんに企画出しをしていたところ、耳かき店で働いたことがあるという話に興味を持ってもらえたことが最初のキッカケです。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
1番こだわったのは、ころころと変わるお客さまの表情ですね。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
施術中、リラックスして眠ってもらえるととても嬉しかったので、寝顔の作画は1番力を入れて楽しく描きました。なので、お客さまの寝顔シーンが1番のお気に入りです。
――「耳かき専門店」で働くというのは珍しい体験だと思いますが、漫画にしていない部分で印象に残っているお客様、もしくはエピソードがあれば教えてください。
留学中や旅行中の外国人のお客さまが、和風のお店を珍しがってよく訪れてくださったのはとても嬉しくて印象に残っています。中国、タイ、ベトナムなどアジア圏は耳かきを商売にしている職業は珍しくないらしいんですが、欧米圏では他人に耳かきをしてもらう文化がないので、特に感動していただけて嬉しかったです。
――「『耳かき専門店』に行ってみたいけど、緊張して行けない!」という人にアドバイスを送るとしたら、何て声をかけますか?
常連さんが多いイメージを持たれがちなのですが、同じくらい初来店の方も多かったです。耳かきやマッサージの強弱もスタッフに要望を伝えれば、柔軟に対応してもらえます。なので安心して気軽に行ってみてくださいね。
――今後の展望や目標をお教えください。
漫画で生計を立てられるようになるのが目標です。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いいねやRT、コメントやDMなどで応援してくださっている読者の方々、本当にありがとうございます。とても励みになっております!
読後にやさしい気持ちになれるような作品を作れるよう頑張りますので、引き続き応援していただけたら嬉しいです…!
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。