桜井和寿、『日比谷音楽祭』で新曲披露「知らない間にメロディーが浮かんできた」誕生秘話も明かす
ロックバンドMr.Childrenの桜井和寿が6月4日、東京・日比谷公園などで行われた音楽イベント「祝・日比谷野音100周年 日比谷音楽祭2023」にトリで登場し、「CROSS ROAD」などを披露した。
桜井の前に登場した日比谷ブロードウェイ(井上芳雄、甲斐翔真)は、同音楽祭のために桜井が作詞作曲した新曲「雨が止んだら」を披露。同曲の途中から、桜井も加わって歌声を響かせた。
「雨が止んだら」の誕生秘話「知らない間に…」
日比谷ブロードウェイが去った後、桜井は「『コロナ禍が終わって新しい第一歩を踏み出すときにふさわしい曲はなにか。また、戦争も起こっているので、メッセージを送れたら』というミーティングをしました。ミーティングが終わった後に車で帰っていて、どの曲にしようかなと考えてたんですけど、知らない間にメロディーが浮かんできました。『あれ、ひょっとしたら亀田さんと話したテーマで曲ができるんじゃないか』と、車の中で書きました」と、同イベントの実行委員長である亀田誠治氏との打ち合わせがきっかけで、「雨が止んだら」が生まれたことを明かした。
亀田は「次の日の朝には届いてた」と振り返り、桜井も「そういうこともあるんですね。亀田さんが僕のなにかをつついてくれた。しかも井上さんと甲斐さんが歌ってくれて、感謝感激です」としみじみ語った。
「東京」「CROSS ROAD」「シーソーゲーム」を披露
そして桜井は、おととしの「日比谷音楽祭」では無観客開催であったが、今年は有観客であることについて、「この場所で、日比谷という場所で、東京という場所で、大好きな音楽に包まれる。そして大好きなみなさんの顔を見ながら演奏できる。この喜びを目一杯感じながら、次の曲をお届けしたいと思います」と話し、「東京」をパフォーマンスした。
続いて、「亀田さんがミーティングのときにリクエストしてくれた曲です」と桜井。「僕自身はあんまりこの曲の良さがわかってないです(笑)。なぜならデビューして4枚目のシングルで、必死でとにかくタイアップをつけることに必死で(笑)。この曲がテレビで流れたときはうれしくてしょうがなかった。僕にとっては、僕がつくった曲というよりか、ドラマが引っ張ってくれた曲」と述べ、1993年放送のドラマ「同窓会」の主題歌でもある「CROSS ROAD」を歌った。
さらに「みなさん、味わったものをちゃんと振り返って、忘れないようにかみしめて、大事に持って帰っていただきたいと思います」と話し、「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」で締めくくった。