7月スタートのカンテレ・フジテレビ系、新“月10ドラマ”として、成田凌が主演、小芝風花がヒロインを務める「転職の魔王様」(毎週月曜夜10:00-10:54)が放送される。成田はフジテレビ系連続ドラマ初主演で、小芝とは初共演となる。額賀澪による小説「転職の魔王様」「転職の魔王様2.0」(PHP研究所)が原作の本作は、“転職の魔王様”の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザーが、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣(しんらつ)な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる、心ゆさぶる“転職”爽快エンターテインメント。脚本は泉澤陽子、小峯裕之、演出は堀江貴大、丸谷俊平、保坂昭一が務める。
見た目はスタイリッシュだが誰よりも厳しい“魔王様”
成田が演じるのは、転職エージェント会社「シェパード・キャリア」のキャリアアドバイザー・来栖嵐(くるす・あらし)。成績優秀な敏腕キャリアアドバイザーだが、求職者の心をへし折るような毒舌を放つため、“転職の魔王様”という異名をつけられている。左足が不自由でつえを突いている他、磨き上げられた革靴にオーダーメイドのスーツを着こなしている。
ぶしつけだが本質を突いた「周りが転職するから焦って自分も、ですか?」「あなたの人生、このままでいいんですか?」などの言葉によって、転職希望者たちは自らの仕事や生き方と否が応でも向き合うことに。しかし、どんな手を使ってでも求職者の転職を成功させるため、企業側からの信頼も厚い。なぜ来栖は冷淡な口調で求職者を突き放す、誰よりも厳しい“魔王様”になったのか。左足が不自由になった理由も含め、少しずつ過去が明かされていく。
新卒入社後3年経たずに退職した迷える求職者
一方、小芝が演じる未谷千晴(ひつじたに・ちはる)は、大卒で大手広告代理店に入社するが、ハードな労働環境で“気持ち悪い社畜”になってしまい、3年経たずに退職。働く自信と希望をすっかりなくして休職していた迷える求職者だ。千晴は、叔母が経営する転職エージェント「シェパード・キャリア」を訪ねて、新しい職場を探そうとする。そこで“転職の魔王様”こと来栖に出会い、かつての職場で何があったのか、目を背けて胸の奥に隠してきた“本音”があぶり出されていく。