コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、実話漫画「ずっと、おぼえていてね。」をピックアップ。
作者であるなりたりえさんが5月19日にTwitterに本作を投稿したところ、6,800を超える「いいね」が寄せられ反響を呼んでいる。本記事では育児の実話漫画と創作漫画を手がけるなりたりえさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
娘さんのさりげない優しさにママ号泣!
ある日、作者のなりたりえさんが体調を崩してソファーに寝込んでいた。するとまだ幼かった娘さんが毛布を体にかけてくれたという。
幼い長女の優しさに思わず涙が出てしまったなりたりえさん。この出来事は、なりたりえさんの心に深く刻み込まれることになりました。さらに娘さんも当時のことを覚えているようで、たまに思い出したときに話題に上がるのだという。
Twitterでは「泣きました」「愛情はパワーになりますよね」「涙目で仕事に戻れません」「お母さんも娘さんも可愛いくて尊い」など多くのコメントが寄せられている。
「宝物のようなアルバムになれば」作者・なりたりえさんの漫画へのこだわり
――「ずっと、おぼえていてね。」を漫画にした理由や娘さんへの思いがあればお教えください。
娘の優しい行動がとても嬉しくて、「優しい行動は、こんなに嬉しいんだよ」ということを、娘にずっと憶えていてほしくて、漫画にしました。
――「ずっと、おぼえていてね。」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
娘がはじめ、布団をかけてくれたとき、嬉しくてボロボロ泣いてしまいました。その時、心身疲れていたというのもあるけど、人の、ちょっとした優しい行動で、こんなにも心が救われる瞬間がある…ということを伝えたかったです。
――「ずっと、おぼえていてね。」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
最後の「優しいって、嬉しいんだよ」というコマが、お気に入りです。端的に、伝えたいことを伝えられたかな…と思います。
――温かい気持ちになれる作品や心が癒される作品を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。
家族のエッセイ漫画を主に描いていますが、いつか家族が読んだときに、宝物のようなアルバムになるといいな…という気持ちを根底に描いています。日常の嬉しかった瞬間や、忘れたくない瞬間を主に描いています。
――今後の展望や目標をお教えください。
少しずつ、読んで下さる方も増えたので、これからは創作漫画等、いろいろな漫画も挑戦して描いていきたいです。エッセイでも創作でも、読んであたたかい気持ちになる話を描いていきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
読んで下さる方がいるだけで、いつも、とても励みになります!地道に描き続けていきますので、これからもよろしくお願い致します。