2022年、世界的な大ヒットとなった韓国のラブコメドラマ「社内お見合い」で主役のイケメンCEOを演じ、一躍グローバルスターとなったアン・ヒョソプ。元々はJYPの練習生だった彼だが、現在はInstagramのフォロワーが1100万を超える人気俳優だ。ブレイク後の出演作に注目が集まる中、彼が選んだのは「浪漫ドクター キム・サブ3」(以下、S3)だった。2020年のシーズン2に続いての出演だ。アン・ヒョソプは、カネ目当てに医師を続けようとしていたが、キム・サブ(ハン・ソッキュ)と出会って真の医師になっていく外科医・ウジン役を好演し、お茶の間に広く顔を知らせた。彼にとって大切な作品で、「S3」の出演オファーが来た時、「(出演を決めた)理由なんて無くて、ただ“やらなくちゃ”と思った」んだそう。そんな彼の「キム・サブ」に対する想い、そして意外な素顔に迫る。
“リトル・キム・サブ”化するウジン
「浪漫ドクター キム・サブ3」は、地方の病院を舞台に、変わり者の天才外科医“キム・サブ”を中心にした人間模様を描く韓国の大人気ドラマシリーズの第3弾。涙や笑い、感動、苦悩、対立、恋愛…とあらゆる要素が盛り込まれた群像劇は、視聴者の心をつかみ、前2シーズン共に、韓国で最高視聴率27%超、「2016 SBS演技大賞」の他、数々の賞を受賞。S3はディズニープラス「スター」にて独占配信中だ。
アン・ヒョソプが演じるソ・ウジンは、父親の借金を背負い、カネ目当てに医者をしている人物で、S2から登場した。勤務していた病院の不正を内部告発して追い出され、母校の大学病院でアルバイト医師をしていた時、キム・サブに“トルダム医院”にスカウトされる。借金取りに殴られて傷だらけで“トルダム”にやって来て、「俺にいくら出せますか?」とキム・サブに迫った彼は、時にキム・サブと衝突しながらも成長していき、S3では“トルダム”のエース医師となっている。
彼は「S3」で演技をしながら、ウジンが思った以上にキム・サブの影響を受けていると感じたんだとか。「“このセリフ、どこかで聞いた気が…”と考えたら、キム・サブでした。“リトル・サブ”といった感じ」と言い、成長したウジンの姿を見せようと心がけたそうだ。 実際、ウジンは「何が何でも患者を救う」という“キム・サブイズム”を継承し、それが行き過ぎて重大な問題を抱えることになる。
ウジンは、ヒョソプがそれまで演じてきた中でも特に傷が多い人物で、初めて台本を読んだ時から情が湧き、「気遣ってあげたいし、慰めてあげたい」と思ったそう。「ツラい子供時代を送った彼が、どんな考えを持って生きているのか、気になりました」と語っている。
ハン・ソッキュがロールモデル
「キム・サブ」は、アン・ヒョソプにとって、「演技が自分の道だ」という確信を持てた大切な作品だ。「自分を利用する大人しか知らなかったウジンは、“トルダム”で『良い大人たち』―キム・サブをはじめとする“トルダム”の家族たち―に出会います。と同時に、俳優・アン・ヒョソプにとっても、“トルダム”の家族を演じた俳優の方々が、本当に『良い大人たち』で良い先輩たちでした。皆さんのおかげで、ますます演技に恋をしたようです」と語り、特にハン・ソッキュから大きな影響を受けたようだ。
「ハン・ソッキュ先輩は、どんな姿勢で演技に臨まなければならないのかを、言葉ではなく行動で示してくださいました。本番になった瞬間、役に没入する先輩を見ながら、集中度がとても重要だと改めて感じたし、顔が映ってない時も、最後まで最善を尽くして演技される姿に、反省もして見習わなければ、と思いました。また先輩は、“安住すれば、その場で止まるのではなく退歩する”とおっしゃって、今でも学ぼうとされています。僕も安住せず、誰よりも熱心に努力しようと思います」と尊敬の念を表し、「父親のように温かい先輩で、演技に対する真剣さや面白さを教えてくれた、僕の演技人生において恩人のような方」と、ハン・ソッキュがロールモデルだと語っている。
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