「インディ・ジョーンズ」シリーズ最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」が6月30日に劇場公開された。アクションがこのシリーズの大きな見どころでもあるので、今回はどんな冒険が見られるのか期待値も高い。「インディ・ジョーンズ」といえば、ハリウッドの“リビングレジェンド”俳優ハリソン・フォードの代表作の一つ。80歳を迎えても、なお輝きを放つハリソン・フォードについて振り返ってみよう。
「現金作戦」でキャリアをスタート
フォードは1942年7月13日、米国イリノイ州で生まれた。ウィスコンシン州のリボン・カレッジで哲学と英文学を専攻するが中退し、俳優を目指すことを決意。ロサンゼルスに移住し、役者の仕事を探している中で、映画会社“コロンビア・ピクチャーズ(当時)”の役員と知り合う機会があり、同社所属の俳優として契約。1966年に映画「現金作戦」でキャリアをスタートさせた。
出会いに恵まれ、いいスタートを切ったかのように思われたが、その後は映画やドラマの端役ばかりでフラストレーションが溜まる状況が続いた。そのまま大役を務めることなくコロンビアとの契約が終了し、演技力を磨くのと同時に“大工”を職業にするという思い切った決断を下した。
そうなると全然違う方向にいってしまうのかと思ってしまうが、大工の仕事を通じて映画プロデューサーのフレッド・ルースと知り合い、彼の紹介で映画「アメリカン・グラフィティ」への出演が決まった。今思えばフレッド・ルースの大ファインプレーだろう。
「アメリカン・グラフィティ」といえば、ジョージ・ルーカス監督の代表作の一つ。これこそ大きなつながりのきっかけと言えるだろう。同時に、「アメリカン・グラフィティ」のプロデューサーを務めたフランシス・フォード・コッポラからも目をかけられ、「カンバセーション…盗聴…」にも出演している。「アメリカン・グラフィティ」出演までに俳優デビューから7年掛かっているので、下積みもしっかりと経験していると言っていいだろう。
ジョージ・ルーカスとのつながり…“ハン・ソロ”抜てきへ
ここからは怒涛の勢い。またまた“恩人”フレッド・ルースの紹介で「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」のオーディションを受けて、“ハン・ソロ”役に抜てき。1977年に公開されると世界的な大ヒットとなり、一躍スターに。1980年には続編の「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」、1983年の「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」の3部作に出演。ご存知の通り、「スター・ウォーズ」シリーズはこの3部作にとどまらず、長きにわたっての超大作へと成長していった。
「スター・ウォーズ」シリーズが進む中で、1979年にはコッポラ監督の「地獄の黙示録」にも出演するなど大作への出演も増えていく。
1981年に公開された「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」もハリソンにとって大きな作品になった一つ。ジョージ・ルーカスが製作を務め、スティーブン・スピルバーグが監督した作品で、主人公インディ・ジョーンズを演じた。「スター・ウォーズ」でブレイクし、この作品でアクションスター、アクションヒーローとしてのポジションも確立。「レイダース」で「サターン主演男優賞」を受賞し、このことも俳優としての自信につながったはず。「インディ・ジョーンズ」シリーズも説明不要の人気作で、40年以上を経て最新作が公開されようとしている。
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