倉悠貴が主演を務め、三原羽衣と中村嶺亜(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)が出演する「犬と屑」(毎週木曜深夜0:59-1:29ほか、MBSドラマ特区ほか)が6月8日(木)にスタートする。
幼なじみの妻との“禁断の初恋”が動き出す
同作は、2021年6月に「ヤングマガジン」で連載をスタートし、「読む手が止まらない!」「面白くて展開がゾクゾクする」とSNSで反響を呼び、“一番続きが気になる漫画”と称されたヒット漫画が原作。
自分に自信がなく、“真面目だけが取り柄”の主人公・桜庭陽真(倉)には、隣の家に住み、小学校から高校まで同じ学校に通っていた幼なじみ・犬飼秀司(中村)がいた。秀司はスポーツ万能で成績も良く容姿端麗ということもあり、陽真はあらゆる場面で比べられ“劣等感”を植え付けられてきた。卒業後、しばらく会わなくなってからも、その感情は陽真の心に暗い影を落としていた。ある日、陽真は高校時代に憧れていた美女・犬飼麗香(三原)と再会。秀司と結婚し、東京に住んでいるはずの彼女がなぜ自分のもとに現れたのか。そこには、ある秘密があった。“幼なじみの妻”と再会した一方で、“幼なじみ”とは連絡が取れなくなってしまう。トラウマにも似た劣等感は、初恋を思い起こさせ、禁断の感情が芽生えるが…。
WEBザテレビジョンでは、“羨望×嫉妬”人間の愛憎を描く凄絶ラブサスペンスに挑んだ倉悠貴、三原羽衣、中村嶺亜の3人に、今作への思い、そして撮影の裏話を聞いた。
“クズ”役の中村嶺亜、メンバーから「ぴったりじゃん」と言われ…
――まずは、ドラマ出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
倉:地上波ドラマの単独主演は今作が初めてなので、緊張感や不安はありますが楽しみでもあります。代表作になれればいいなと思っています。
三原:自分に近いキャラクターを演じることが多かったので、これまでとは違った役を演じてみたいなと思っていたんです。原作を読んだときに「絶対に私が麗香を演じたい!」とひそかに思っていたので、マネージャーさんから電話で「決まったよ」と言われた時は、うれしくて叫びました。
中村:僕は、ここ1年半ぐらいはミュージカルに出演する機会が多かったので、久しぶりに映像作品に出られることがうれしかったですし、漫画原作があるドラマに出演することは初めてだったので、原作を読みながらワクワクしました。ドラマの出演が決まったことを7 MEN 侍のメンバーに報告したときに、「クズの役だよ」って言ったら「ぴったりじゃん!」と言われて、ちょっとけんかになりました。冗談ですが(笑)。
――倉さんは、主演として現場で意識していることはありますか?
倉:撮影がスムーズに進むように、現場の雰囲気づくりを意識しています。
中村:すごく引っ張ってくれています。一緒に演じていると「悠貴くんのお芝居が好きだな」と思う場面が多いですし、悠貴くんのおかげで楽しくお芝居できているなという実感があります。
倉悠貴「原作へのリスペクトを胸に演じています」
――役作りにおいて原作のキャラクターはどのくらい意識されましたか?
倉:原作の陽真と僕の見た目が少し似ている気がしました。陽真の内面については、闇を抱えていないように演じることを意識しています。徐々に闇の部分が見えてきた方が面白いと思うし、原作もそのような感じに描かれていたので、特に序盤の方は闇を抱えていないようにして、原作へのリスペクトを胸に演じています。
三原:麗香という役は難しい役だと思っているので、結構原作を参考にしています。自分と全然違うキャラクターということもあって、共感できない部分や行動が理解できない部分もあるのですが、原作の麗香の表情から心情を読み解いて演じています。あと、私は地声が低いので、演じるときは声のトーンをちょっと上げることも意識しています。
中村:秀司は浮気性でクズな部分があるのにどこか憎めないキャラクターなので、秀司が愛されている要素はどこにあるのかなと考えながら演じています。あと、僕は原作の秀司より身長が10cm足りていないので、靴によっては底を高くしたり物理的に秀司に近付けるようにしているのですが、どうしても陽真より大きくなれないので、演じるときに態度を大きくしたり、お芝居で存在感を出せるように頑張っています。