コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、人間まおさんの漫画「デートの時意識しすぎてしまうこと 食事編」をピックアップ。
作者である人間まおさんが6月5日にTwitterに本作を投稿したところ、3.7万超える「いいね」が寄せられ反響を呼んでいる。本記事では、人間まおさんに作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
Twitter上では「食べたいものより食べやすさ重視しちゃう」「これいつもの私!」「男だけど分かる!」「食べ方の正解分からないよね!」など、共感の声が続々と寄せられている。
漫画「デートの時意識しすぎてしまうこと 食事編」あらすじ
デート当日、彼の行きつけであるイタリアンでの食事をすることに。いざお店に入るとメニューには写真がなく、女性は必死に頭の中でメニューのイメージを繰り広げる。
歯にくっついてしまう可能性のある“ジェノベーゼパスタ”、尻尾を食べなかった際に相手に幻滅されてしまうかもしれない“エビのパスタ”を避け彼女が選んだのは、口の周りにクリーム付いても目立たない“キノコのクリームパスタ”だった。
しかしパスタを食べ終わったあと、彼女はある試練に直面する。彼おすすめのデザート、“りんごのタルト”が運ばれてきたのだ。デザートに喜んだ彼女だったが、そのタルト生地はコンクリートのように硬く…。
人間まおさんへのインタビュー
――「デートの時に意識しすぎてしまうこと 食事編」のお話を描こうと思ったきっかけや理由があればお聞かせください。
元々考え過ぎて空回りしてしまうことがよくあり、他にも同じような人がいるかもしれないと思い描こうと思いました。
――デート中に相手にどう思われるかを考えすぎてしまう場面が印象的ですが、本作に込めた思いやこだわった点などがあればお聞かせください。
女性は(男性もだと思いますが)デート中結構いろんなこと考えてるんだよー!と心の中のセリフを忠実に描きました。
――本作の中で、特に思い入れのあるシーンやセリフがあればお聞かせください。
えび系の料理の時、相手が尻尾を食べる系だったらどうしようは今でも考えます。昔はバリバリ食べていたのですが今は顎の力が弱くなって噛み砕けなくなりました。「そのえびの尻尾食べないならオレ食っていい?」って男性募集中です。
――人間まおさんは「デートの時に意識しすぎてしまうこと 食事編」や「毎回遅刻してくる友人」など日常生活を題材にしたお話が中心となっていますが、どのようなところから着想を得ているのでしょうか?
自分の心の中でモヤっとしたりハラハラドキドキした出来事を描くようにしています。
―― 今後の展望や目標をお聞かせください。
今後もみなさんに楽しんでもらえたり物議をかもす様な内容の漫画を描いていきたいです!現在「いつか自分の作品をアニメ化してテレビで流す!」という夢を叶えるために「あげおとティム」というオリジナル漫画のアニメ化を目指すNFTプロジェクトを進行しています!
私は普段からストーリー漫画は“誰かの背中を押す漫画″を意識して描いていて、この作品もその1つです。この漫画に出てくる主人公のあげおは気遣い屋さんで周囲に振り回れやすく、なかなか言いたいことが言えないタイプの性格です。
現代社会にもそんな人はたくさんいて、私もその1人です。そんなあげおがモヤモヤしながらもそれなりの幸せを見つけて、それなりの生活をしていく物語になります。そんな物語をたくさんの人に届けることが今の目標です!
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
今回の作品は思った以上にたくさんの人が共感してくれて、私だけじゃなかったんだー!と驚いています。またこんな作品を描いていくのでよろしくお願いします!