女優の山本美月が16日、都内で行われた映画「忌怪島/きかいじま」初日舞台あいさつに、主演の⻄畑大吾(なにわ男子)、共演の生駒里奈、平岡祐太、水石亜飛夢、川添野愛、祷キララ、大谷凜香、當真あみ、なだぎ武、伊藤歩、メガホンをとった清水崇監督とともに登壇した。
山本美月、出産後初公の場に登場
本作は、『恐怖の村』シリーズを生み出した東映と清水監督が手がける最新作で、奄美大島を中心に撮影が行われ、“島”という閉鎖空間を舞台にVRの世界を表現。VR研究チーム“シンセカイ”に次々と降りかかる不可解な死と謎、解き放たれた“赤い女”の怨念、真っ赤に染まる島。現実と仮想という2つの空間で、今までにない最強の恐怖が待ち受ける。
西畑演じる友彦とともに不可解な連続死の真相を追う園田環を演じる山本は、先月に第1子を出産後初公の場となったが「今日は久しぶりのお仕事なので、久しぶりの復帰がこのおめでたい日で嬉しいなと思っております。宣伝活動がなかなかできなかった分、今日みなさんと楽しめたらなと思いますので、よろしくお願いいたします」とあいさつし、MCを務めたなだぎから「第 1 子誕生おめでとうございます」と祝福されると、「ありがとうございます」と頭を下げ、観客からも温かい拍手を浴びた。
なにわ男子・⻄畑大吾がデビュー曲の振り付けを披露
また、撮影時の思い出を尋ねられた山本は「現場で踊ってたよね。ハートのやつ」と打ち明け、西畑が「なにわ男子のデビュー曲の『初心LOVE』という曲があって、振り付けが簡単でみなさんと一緒に踊ってました」と説明すると、なだぎは「じゃあ踊って」と無茶振り。これに西畑は「なんで?」と目を丸くしたが、観客からの拍手で背中を押されて渋々サビの部分を踊り、カメラマンが一斉にシャッターを切ると「パシャパシャなってる(笑)」とカメラマンを指差し苦笑。
その後もダンスを続け「こんなはずじゃないんです!」と歌詞を引用して声を荒らげると、清水監督は「初日舞台あいさつで踊った主役は初めて」と突っ込み、山本も「すごいサービス精神」と感嘆。清水監督から「山本さんが振ったんですよ!」と声が飛ぶと、山本は「踊ってくれるかなと思って」といたずらな笑顔を見せた。
さらに、西畑がダンスを教えていた様子を「私は踊れないので見ていました」と回顧した當真は、ホラー映画初出演だったそうで「心霊現象があったり、怖いことがあるんじゃないかなと思って、塩を準備して持って行ったんですけど、スタッフさんも俳優のみなさんも本当に優しくて、現場もホラー作品じゃないんじゃないかってくらい明るくて、すごく楽しく撮影させていただきました」と感謝し、結局、その塩は使わなかったそうで「何かあったりしないかなってちょっと期待したんですけど、心霊現象を体験せず、無事に撮影は終わりました」と少し残念そうな表情を浮かべた。
◆取材・文=風間直人
ジェイ・ストーム
発売日: 2023/03/08